口内炎が痛すぎてムカつく

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口内炎ってなんなのマジで。痛すぎるでしょ。

 

原因とか調べてみると、「ビタミン不足ですねあっはっは」なんて出てくるけど、こんないかつい罰を受けなきゃならないほど悪いことなのなわけ?

そのビタミン不足ってやつは。

 

本気で頭にくるわー。痛すぎてラーメン食べれないし。なんなら水飲むことすらツラいし。口内炎の「炎」はダテじゃないわ。いや、感心してる場合じゃないんだけど。あームカつく。

(トマトはビタミンが豊富だっていうから、わざわざスーパーで買ってきて食べたわけよ。そしたら激烈に沁みやがるわけ。良薬口に痛し。こんなんもう、どうしようもないじゃない)

 

<鹿児島県・口内炎のため会社休みますさん・25歳>

 

口内炎ができたのであれば、それは幸せ。

ムカつくだなんてそんな。口内炎ができたら大きくガッツポーズをすべきですよ。なぜなら口内炎というのは、「あたりまえの幸せ」を教えてくれるから。

 

よくいいますね、「失ってはじめて気づく」って。

 

たとえば恋人。散々ケンカして罵りあった末に別れる。でも、しばらくしてから気づくんです。「あぁ、やっぱり俺にはアイツがいなきゃダメだ」って。

 

悲しいかな、あわてて連絡をとったときには時すでに遅し。「ゴメンね。もう新しい彼がいるの。テヘッ」のカウンターをお見舞いされます。

これは「失ってはじめて気づく」のいい例ですね。

 

他には電気なんかもそうです。電気がなかったら私たちの生活は成り立ちませんが、ほとんどの人がそのありがたみを忘れています。電気が使えるのはあたりまえだと思っている。

 

でも、ぜんぜんあたりまえなんかじゃありません。

炊飯器でお米が炊けること、エアコンで快適な室温を保てること、ウォシュレットでおしりを洗えること、夜になっても明るい部屋で過ごせること、スマートフォンでいかがわしい動画を再生できること、ウォシュレットでおし……これはもう書きました、とにかくすべて電気あってこそ。

 

災害などで停電になってからようやく気づくんです。「電気がないとこんなに困るんだ」って。それで復旧すると感謝するんです。「あぁ、電気が使えるって幸せなことだな」って。

 

あたりまえに歩けていること。あたりまえに目が見えること。あたりまえに話せること。あたりまえに明日が来ること。これぜんぶ、本当は奇跡です。ちっともあたりまえなんかじゃない。

こういったことに「感謝」できる人が、真の意味で幸せに生きられる人です。

 

それでですね、口内炎というのはきわめて小さいダメージでこの感謝の気持ちを思い出させてくれる贈り物なんです。「感謝の気持ちが足りんな。よし、右頬B-4ブロックに口内炎の発動じゃ。えいっ」てな具合ですね。誰だか知りませんけども。

 

そうすると私たちは、「あぁ、ふつうにご飯が食べれるって幸せなことなんだなぁ」と感じられるようになります。小さなあたりまえに感謝するわけです。

 

だからムカついてる場合じゃありません。

「健康ってありがたい。いつもありがとな、俺の体。彼女って素晴らしいな。本当に愛してるよ、カナコ。電気が使えるって幸せなことだな。ピポパポ……トゥルルルル……電力の供給に感謝申し上げます。いえ、どうしても伝えたくて」

こうなるチャンスなんですよ。口内炎は生まれ変わるためのきっかけなんです。しかもミニマムの犠牲で。恋人にフラれてから「本当に愛してるよ」じゃ遅いんです。気づくまでのダメージでかすぎる。

 

ね、口内炎っていいでしょう。素敵でしょう。羨ましいかぎりですよ。

私も口内炎に啓蒙されたくなってきましたので、これより禁ビタミン生活に突入します。

ビュンビュン(ダンボール箱に入ったみかんを窓から投げ捨てる音)。ビシバシ(激昂した妻に殴打される音)。メソメソ(殴打されて部屋の隅で泣く音)。