この記事が参考になる人
- おしゃれなゴミ箱を買おうと思っている人
- 高級なゴミ箱の購入を検討している人
おしゃれなゴミ箱を買って後悔した人の事例を紹介します。
「どうしたら失敗せずに済むのか」という対策も書いてありますのでお役立てください。
【失敗事由】おしゃれで高級なゴミ箱を買ってしまった
ふだんは100円ショップのゴミ箱を使っている女性が、引っ越しを機に、奮発してちょっといいゴミ箱(3,000円)を購入した。
惹かれたのはそのデザイン。
アルミ削り出しのフォルムには無駄がなく、洗練されている。そう本人は感じている。
また「スタイリッシュさを失いたくない」との理由で、ビニール袋を被せていない。
ビニール袋が無いから汚れる
100円ショップのゴミ箱にはビニール袋を被せて使用していた。これにより、バナナの皮を入れようがお菓子の食べかすを捨てようが、ゴミ箱が汚れることはなかった。
だが、今回購入したアルミ製のゴミ箱には、ビニール袋を被せていない。なぜなら「ダサくなる」から。
ビニール袋を被せていないから、バナナの皮を捨てるのに抵抗がある。彼女はゴミ箱の内側がべたべたに汚れることを恐れている。
ゴミ箱として機能していない
- ビニール袋を被せたらデザインが台無し
- だからといって汚れるのは嫌だ
こうした理由から、彼女はアルミ製のゴミ箱(3,000円)に紙類のゴミしか入れていない。具体的にはレシート、タグ、マンガの帯などである。
ただし、こうした無害なゴミは稀にしか発生しない。
鼻をかんだティッシュ、耳掃除したあとの綿棒、化粧水で湿ったコットン、ティーバッグなど、明らかにゴミ箱を汚すであろうゴミのほうが圧倒的に多く発生する。が、それらを入れることは許されない。
結局ゴミ箱を2つ設置
彼女は結局どうしたのか。100円ショップへ行き、チープなゴミ箱を購入。ビニール袋を被せてリビングに置いている。つまり、アルミ製のおしゃれなゴミ箱と、プラスチック製の格安ゴミ箱が同居している状態だ。
結果として、おしゃれなゴミ箱はほとんど機能していない。ただのインテリアと化した。「買ったのは失敗だった」と彼女も認めている。
失敗に学ぶ:ゴミ箱は汚れる。おしゃれさは不要
ゴミ箱はその名のとおりゴミを入れるための箱である。ゆえに、ヘンにおしゃれだったり高価だったりすると、かえって使いにくくなることがある(心理的に)。
この失敗から学べることは以下の2つ。
- こだわればこだわるほどゴミ箱はゴミ箱でなくなる
- ゴミ箱は100円ショップで買え(もしくは月収の0.1%以内の価格まで)
ゴミ箱にはゴミを入れてなんぼである。高級なゴミ箱を買って「もったいなくて使えない」というのは、スーパーカーを買ったけれど軽自動車に乗っているようなものである。それこそもったいない。
ゴミ箱に関する失敗からは以上の学びが得られた。
みなさんはどうかおなじ轍を踏まないようご留意願いたい。