この記事が参考になる人
- 「メゾネットでも騒音って気になる?」という疑問を抱えている人
- 鉄筋コンクリートなら騒音問題とは無縁だと思っている人
鉄筋コンクリートのメゾネットで騒音問題が発生した事例を紹介します。
この女性は「これで騒音トラブルとは無縁だ」と思って入居したのに、わずか2ヶ月で退去することになりました。せっかくの引っ越しは失敗だったといえます。
「どうしたら失敗せずに済むのか」という対策も書いてありますのでお役立てください。
【失敗事由】鉄筋コンクリートのメゾネットなら平穏
「近隣との騒音トラブルに悩みたくない」との理由から、この女性は、鉄筋コンクリートでできたメゾネットの賃貸を借りた。
彼氏との2人暮らしで、年齢はお互い20代半ば。
鉄筋コンクリートは騒音に強いし、おまけにメゾネットだから上下の足音を気にする必要がない。彼女にとって平穏な毎日が始まるはず……だった。
管理会社から苦情の連絡
引っ越して一週間が経ったころ、彼女に一本の電話がかかってきた。管理会社からだった。
「夜間の音楽がうるさいとの苦情が入っております」
彼女は驚いた。がしかし、どこか納得した様子でもあった。
というのも彼女自身、隣人の生活音が気になっていたからだ。
階段をのぼる際のギシギシという音、ドアを閉める際のバタンという音、話し声などが、思っていたよりも聞こえてくる。
彼女に聞こえるということは、隣人にも聞こえているということ。
だから今回の苦情に繋がったのだろう。
「鉄筋コンクリートなのに……せっかくメゾネットにしたのに……」この一件があってから、彼女は不安を抱くようになった。
スピーカーのボリューム、鼻歌のボリュームともに、配慮していたつもりだった。
だが、苦情が来た。
隣からも騒音がするのに!
彼女は納得できなかった。苦情を入れてきた隣の住人だって、決して静かだとはいえないからだ。
自分らは平気で音を立てておいて、他人には厳しく指摘する。それが許せなかった。
けれども、隣に住む若い夫婦はそろって明るい茶髪に染めていてなんだか怖い。
注意したら嫌がらせをされそうだ。結局、女性はこのアパートを退去することにした。入居からわずか2ヶ月目のことだった。
失敗に学ぶ:メゾネットには神経質な住人が多い?
メゾネットのメリットとはなんだろう?
それは「上下階の足音を気にしなくていい」ということだ。
鉄筋コンクリートだって、「騒音が気になりにくい」といった理由で人気を集めている。
ようするに「騒音で揉めたくない」と考える人たちがメゾネットだったり鉄筋コンクリートだったりを選択しやすい。
言い換えれば、メゾネットタイプ・鉄筋コンクリート造のアパートは「騒音に敏感な人たちの寄せ集め」状態になりやすいということ。
騒音に敏感な人は善人なのか悪人なのか
騒音に対して敏感な人たちは、自分自身も物音に注意を払うのがふつうだ。
よって近隣に迷惑をかけにくい。
「周囲がそんな人たちばかりなら、メゾネットや鉄筋コンクリート造に住めば平和だ」こう思うだろう。
いや、待って欲しい。本当にそうなんだろうか?
人にきびしく
忘れてはならないのは、「彼らは他人の物音にも敏感」だということ。
トイレのドアを閉めたり、何かを落としてしまったり、虫を見つけて悲鳴をあげてしまったり、やむをえない音というのは存在する。防ぎようがない。
だが彼らは、そういった音にも過敏に反応してしまう。
なぜなら物音に敏感な性格だから。
メゾネット、鉄筋コンクリート造のアパートに住んでいることがそれを証明している。
まとめ
「騒音に強いアパートには、騒音にうるさい住人がわんさか」
皮肉な話だが現実とはそういうものだ。
解決策としては
- 一戸建てを購入する
- 無人島に住む
くらいしかないだろう。
アパートを選ぶ際にはぜひ思い出してほしい。
メゾネット?鉄筋コンクリート?
過度な期待は禁物だ。