【失敗】冷凍おせち1200個を冷蔵で運送してしまいすべて処分

この記事が参考になる人

  • 運送会社の関係者
  • 冷凍食品を冷蔵庫に入れたことのある人

 

年末に某運送会社が起こした失敗を取りあげます。こんなことってあるんですね。

 

 

【失敗事由】冷凍と冷蔵をまちがえる

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1200個ものおせち料理がパアになってしまった。

本来、これらのおせちは冷凍で運ばなければならなかった。しかし、担当者がうっかりミスをしてしまい、冷凍ではなく冷蔵で輸送した

 

トラックのドライバーが気づいたころには時すでに遅し。品質の保証ができず、配達を断念した。

おせち料理の販売総額は1880万円。たった1つのミスですべてが消し飛んだ。

 

12/30におせちが届くはずだった客たちは困惑している。

「今からおせちを注文できるところなんてない。だから今年はおせち無し」

「信じられない。親戚みんなで食べようと楽しみにしていたのに」

 

1年の締めくくりがこれでは、あんまりだ。

 

冷凍と冷蔵のちがい

日本の冷凍食品は-18℃以下で保存するよう定められている。

なぜなら、-18℃以下では微生物が増殖できないからだ。微生物が増殖しないということは、品質劣化はほぼ起こらないということになる。

アイスに賞味期限が明記されていないのはこのためである。

 

今回のケースも、おせちを冷凍で運ぼうとしていた。だが誤って冷蔵にしてしまった。するとどうなるか。そう、微生物が増殖してしまう。だからマズい。

 

買ってきた冷凍食品を冷蔵庫に入れてしまった、なんて話とはレベルがちがう。1200個ものおせちを台無しにしてしまったのだ。「ドジだなぁ〜」では済まされないだろう。

 

失敗に学ぶ:よく見よう

今回の失敗、いちばんの原因は確認不足だ。

よってこの失敗に学べることがあるとするならば、「ちゃんと見ようぜ」ってことになる。もはや「ちゃんと見ようぜ」としか言いようがない。

 

自分の買ったアイスで失敗しても、被害者は1名。被害総額120円だ。落ちこみはするだろうが、さほど困ったことにはならない。

だが、他人が関わっている場合にはいっそうの注意が必要だ。

 

一般的に微生物が増えれば増えるほど、信用はなくなっていく

 

ぜんぶ冷凍で運んじゃえば?

いっそすべての輸送物を-18℃で運んでしまうのはいかがだろう。私が運送会社の所長だったらそうする。

「もうさ、この際ぜんぶ-18℃で運んじゃおう」って。

 

お客からは「届いたイヤホンがキンキンに冷えてやがるんですけど」とか「届いたビールジョッキがキンキンに冷えてやがるんですけど」といった苦情が来るかもしれない。

が、微生物は増殖していない。であればオールオッケーである。

 

イヤホンだってビールジョッキだってキンキンに冷えていても使える。というか嬉しい。だから問題ない。

 

ビジネスチャンス

誰か、北極運送という会社を立ち上げないか?

サービス内容は「お預かりした荷物すべてをキンキンに冷やしてお届けします」である。冷凍運送オンリーである。

食品業界からは絶大な信頼を得ることができるだろう。だってミスしようがないんだもの。

 

社名は「-18℃」でもよかったけれど、やめた。

若いカップルがブライダルジュエリーを買いに来るといけねぇ。