みなさん、お風呂の中でみかん食べてますか?
私はそれはそれはもう食べてます。お風呂で食べるみかん以外みかんじゃないの、って思います。当たり前だけどね。
この記事では「お風呂で食べるみかん最高!」ってことだけをひたすら述べていきます。私の偏愛にすこしでも共感していただけると嬉しいです。
ぷかぷかぷかぷかみかんが
お風呂にみかん入れたことあります?
もし「ない」という回答なら、人生大損してます。今夜にでもすぐ湯船に浮かべてください。すぐです。一刻を争います。
お風呂に入れるとみかんって、お湯に浮くんですよね。ぷか〜んって。感動ものですよ。その浮力たるや。
浮力が強いので、バスケのドリブル的なことができます。湯船のいちばん下まで沈めると、ものすごい勢いで上昇してきます。で、みかんが湯面でジャンプします。
もうね、イルカショーかよ!って笑っちゃうくらいにみかんがジャンプします。なので笑っちゃいます。
「だから何?」って思いますか?
「楽しい」ってお答えします。
丸くてお湯に浮かぶよ
お風呂に入ってる時間って退屈じゃないですか。なんにもすることなくて。
私の調査によると、
- 「シャワーのヘッドを見つめる」60%
- 「シャワーのホースを見つめる」20%
- 「ヘッドとホースの連結部を見つめる」15%
- 「そもそもシャワーがない」5%
となっています。このデータから言えるのは「友人全員超変人」ってことくらいです。
そんな退屈なバスタイムを盛り上げてくれるのがそうみかん。
しつこいようですが、湯面でジャンプするんですからね。湯面でジャンプするフルーツなんて他にありません。
お風呂に入っていて「なーんか暇だなぁー。なーんか物足りないんだよなぁ」と感じていたならば、足りないのはみかんだった、と言えます。
どうでしょう。まだ食べてないのにこの満足感です。おそるべしみかん。
お風呂で食べると超甘い
で、いざ実食。みかんってお風呂で食べると甘さが増すんです。これが最高に美味。
というよりも、みかんはこの「生ぬるい」温度が標準だと考えています。
ようするに我々人類はこれまで、冷凍肉まんをそのまま食べていた。それくらいの愚行を重ねてきたといっても過言ではないわけです。
「なぜ温めないのか!」そう思いますよね。それ、みかんにも言えることです。
温めなきゃみかんじゃない。
お風呂で食べるみかん以外みかんじゃないの。
お風呂でバナナ食べてみた。死ぬかと思った。
「風呂で食べりゃなんでもウマいんじゃないの?」という疑問がぷかぷかと浮かんでしまった私は、さっそくキッチンのバナナをむんずと掴んで、風呂場に駆けこんだ。
が、お湯を張っていなかったので、ちょっと待機。
「思い立ったが吉日ってことわざは嘘だったんだなぁ」と裸で凍えつつシャワーホースを眺めていたら、お湯がたまった。
ドボンと肩まで浸かり、バナナを放流する。浮かぶことには浮かぶけれど、みかんのような闊達さはどこにもない。いまにも沈没しそう。
湯船の底まで沈めると、めんどくせぇなぁという感じでのっそりと浮上してきた。
形状はイルカそっくりなだけに、残念だ。まるで芝居のヘタクソなイケメン俳優を見ているかのような気分になった。
で、いざ実食。
生ぬるくてマズい。なんじゃこりゃ。
おまけに口内の水分をぜんぶ持っていかれた。風呂でただでさえ汗をかいてるっていうのに、こんな仕打ちって、ない。
泥棒に入られて爪楊枝まで盗まれた気分だ。それほど徹底的に水分を持っていかれた。
言い換えれば、風呂でバナナを食べれば「泥棒に入られて爪楊枝まで持っていかれた気分」を味わうことができる。「なにもそこまでしなくても」って言いたくなるだろう。
お風呂でみかんを食べましょう
みずみずしい果実が喉を潤してくれます。
ぷかぷか浮かんでときめかせてくれます。
お風呂で食べるみかんは最高です。
お風呂以外、たとえばコタツや机の下で食べるみかんはたいしたことありませんが、お風呂で食べるみかんは最高です。
お風呂で食べるバナナも、お風呂で食べるポークソテーも、お風呂で食べるパクチーも美味しくありません。でもみかんは美味しい。
だから私はお風呂で食べるみかんが大好きなのです。届け誰かにこの想い!