プロテインを2520gも買ってしまった。筋トレしてないのに。

プロテインを買いすぎてしまった。どうしよう。1袋で2520gもある。

日本人はタンパク質が不足してるからプロテイン飲んで補わなきゃな、のモチベーションのヤツが買う量ではない。

筋肉痛マジ最高!デッドリフト超快感!ってヤツが買う量である。

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そもそもデカすぎてこれ……どこにしまっておけば……。

 

 

寂しそうなプロテインとの出会い

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黄色いシールに書いてある「処分」という文字が私の良心に訴えかけてきた。

「このまま買い手がつかなければ処分されるの。ねぇ買って。誰でもいいからお願い。買って」って。

そう喋ったんだ。プロテインが。

 

処分品を無造作に詰めこんだカゴはまるでダンボールで、そのなかに佇むプロテインはまるで子犬だった。ダンボールに捨てられた子犬。

私が手を差し伸べるしかない。そう思った。

カゴから救い出そうと掴んだプロテインは、想像していたよりもはるかに重かった。これが生命の重みってやつか。あるいは運動不足ってやつか。

 

プロテインには誰にも言えない秘密があった

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「いやぁ〜重たいなこれ。ダンベルの代わりになるよこれ」

処分寸前のプロテインを救うという慈善事業を行った私は、気分がよかった。

命拾いしたプロテインはどこか輝いて見える。もしくはゴールドのパッケージのせいだ。

 

「いやぁ〜それにしてもチョコレート風味って美味そうだなぁ」

そんなことを考えながらプロテインを眺めていた。が、ふと気になる数字が目についた。プロテインもサッと身を翻す。

 

「おい、なんだ。なにか隠しているのか」

「……」

プロテインはなにも答えない。

「いま見えたぞ……2月っておまえ……まさか」

「……」

「確認させてもらうぞ。……いいな?」

そういって私はプロテインの肩に手を置き、向きを変えた。

背中には、見たくない事実が刻まれていた。

 

賞味期限との闘い

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背中にははっきりと賞味期限が印字されている。

私は頭が真っ白になった。

 

プロテインを購入したのが2019年1月5日。賞味期限が2019年2月23日。余命50日

なんてことだ。こんなことがあっていいわけ……!

 

せっかく家族が増えたと思ったのに。これから暑苦しくも楽しい日々が始まると思っていたのに。

あと50日しか生きられないなんて。しかも開封後はさらに寿命が縮まってしまうだなんて。

 

嫌だ!そんなの嫌だよ!

ねぇ、嘘だっていってよ!ねぇってば!

一緒に雛あられ食べようって約束したじゃないか!

 

私はプロテインを揺さぶった。けれど黙ったまま返事はない

 

ブワッと涙が溢れ出す。そんな……そんな……。

嫌だよぉぉぉぉぉ!私は泣きながら、プロテインをぎゅっと抱きしめた。

 

高温多湿の場所を避けて保存してください

そんな注意、いまの私には通用しない。

 

さようならプロテイン

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私はプロテインを開けた。開封後は賞味期限が2分の1になるとして、残り25日。

120食分と書いてあるから、25日で割ると、1日あたり4.8食。

つまり毎日4.8回プロテインを摂取しなければならない計算になる。

 

「行けそうか?」

「なんとか」

腎臓が答える。

 

1回につきスプーン3杯だ。毎日4.8回飲むということは、スプーン26.4杯分のプロテインを飲むということだ。重さにして184.8g。

でも、そうすればプロテインの寿命が尽きる前に飲み果たすことができる。

 

大丈夫、プロテインはどこへも行かない。私の筋肉になって、これからもずっとそばにいてくれるんだ。あるいは体脂肪となって。

 

泡立つ濃いめの牛乳

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「水でおいしく!」の謳い文句を無視して牛乳に溶かすとき、いつもこんなことを思う。牛乳にホエイプロテインってこれ、ただの牛乳だよな、と。

今日も泡立った濃いめの牛乳を飲んでいる。ノルマ達成まであと2.8杯。

頑張れ私。できれば筋トレも頑張れ、私。