この記事が参考になる人
- 高速バスの利用を考えている人
- よく腹痛に見舞われる人
- 頻尿の人
高速バスで起こった悲劇を紹介します。トイレの有無を確認せずに乗ると、こんな事態になってしまうかもしれません。
【失敗事由】腹痛!あれ?トイレがない!?
ある男性が新宿行きの高速バスに乗っている。
時計をチラチラと確認しているのは、急いでいるためだろうか。
新宿への到着は10:35の予定。現在時刻は9:40。まだ1時間ほどある。
すると、彼はとつぜん立ち上がり、バスの後方にむかって歩きはじめた。
走行中のバスは揺れる。彼は座席の背もたれをつかみながら、ゆっくりと進んでいく。
そして彼はなにかに気づいたのか、通路で立ち止まった。周囲の客が訝しげな目で見ていることなど気にする様子はない。
「信じられない!」という顔で彼が見つめる先には、老夫婦がいた。
彼にとってそこは、トイレがあるはずの場所だった。
便意との負けられない闘いがそこにある
彼は自分の席に戻った。脂汗をかいているのは、通路を往復したからではない。あるはずのトイレがなかったからだ。
新宿到着まではあと50分。
サービスエリアでの休憩は、もうない。
失敗に学ぶ:お金のない大富豪はいないけれど、トイレのない高速バスはある
彼の落ち度は「すべての高速バスにトイレが付いている」と思っていたことだ。でもこれは誤り。高速バスにはトイレ無しタイプも存在する。
- トイレってなんか不潔、臭そう
- トイレを設けると客席数が減る
このように、利用客、バス会社それぞれの都合による。
だが彼は知らなかった。幸運にも、これまで利用したバスにはすべてトイレが付いていたのだろう。
ゆえに今回のケースは、彼の思い込みが招いた失敗であると言える。
思い込みというのは恐ろしい。思い込みは思考を停止させてしまう。
こうした失敗を防ぐためには、いつでも常識を疑ってみることが大切だ。
高速バス腹痛頻尿ご用心
すぐに腹痛を起こす人、頻尿の人はかならずトイレの有無を確認しよう。
とくに腹痛を起こしやすい人は要注意である。
「このバスにはトイレがない」というプレッシャーに押し負けて腹痛を発症する恐れがある。トイレ有り、はお守りみたいなもんである。
頻尿の人は水分の摂取を控えめに。
後部座席を果敢に狙え
トイレを利用する可能性が高いと感じたら、予約の段階で、果敢に後部座席を狙っていこう。
ほかの客に見られない、という超ド級のメリットがある。
いちばん前の座席からスタートしたら地獄だ。
「トイレ、行きまぁーす!!」の声高らかに、機動戦士ベンダムの発進である。
5分経っても復路に姿を現さなければ、乗客全員があなたの顔を思い浮かべたうえで、「大だな」と結論付けるだろう。そう、世間は残酷なのだ。
そこからの復路は悲惨である。沿道全員が敵だと思え。
「ウまるコすんなよ!」と心のなかで非難しているにちがいない。機動戦士ベンダム、悲しき帰還である。
さて、この記事もそろそろ終焉だ。
バスの便(びん)と排泄物の便(べん)っておなじ字でややこしい。そんなどうでもいい発見でお別れしよう。
「面白い記事であった!」そう思ってもらえたら嬉しい。