- 嫌な記憶を忘れたい
- いつまでも落ち込んでしまう
- 布団の中であれこれ考えてしまい眠れない
という人に向けてこの記事を書きました。
それ、日記を書く習慣で克服できるかもしれません。
「日記なんて面倒くさい」などと言わずに一度試してみてください。ノートとペンさえあれば5分で書けます。5分後には脳内がスッキリしていることでしょう。
日記を書いて感情を吐き出す
みなさんはネガティブな感情ってどうしていますか?
悲しいことがあったとき、激怒したとき、どうやって気持ちの整理をつけているのでしょうか。
ひとつは「誰かに話す」という方法があります。が、あまりおすすめしません。
- 愚痴を聞かされるほうは退屈
- いつでも聞き手がいるとは限らない
自分はスッキリしても周囲がいい気分にならないからです。それに愚痴ばかり言っていたら、人はどんどん離れていってしまいます。
ヤケ酒はもっとおすすめしません。
ネガティブな感情をいっそう定着させる、という研究結果もあります。
全力で叫ぶ、これは近隣から苦情が来ます。
そこでおすすめなのが日記。
「ばかやろー!」や「このやろー!」といった感情は、ぜんぶ日記にぶつけましょう。負の感情をデトックスするのです。
誰も退屈させることなく、健康を害することもなく、いつでも確実に吐き出せるのが日記のメリットです。
書くと思考を整理できる
日記は思考の整理にうってつけです。
自分が何を思っているのか、何が嬉しいのか、何が不満なのか。これらはわかっているようでいて、じつはイマイチよくわかっていません。
でも、日記を書くとクリアになります。思考がゴチャゴチャしたままでは文章にならないので、脳が勝手に整理してくれるんです。
書いているうちに「そうだったのか」とか「意外とあれは嬉しかったな」という気づきが得られることもよくあります。
考えていることを文章にする。この行為に意味があるのです。
「考える」と「悩む」はちがう
考えるのと悩むのはちがいます。考えるのは建設的ですが、悩むのは時間のムダです。
- 考える:結論を出そうとする
- 悩む:目的地がない
ただ残念なことに、私たちは多くの時間を「悩む」ことに使ってしまいがちです。
5kgも太っちゃったなぁ嫌だなぁ、次の週末はなにをしようかなぁ、あのバッグ買おうかなぁどうしようかなぁ。大抵こうした問題には答えが出ません。
それは考えているのではなく、悩んでいるだけだから。おなじところをグルグルして「あぁーどうしよかなー」と言ってるだけ。
そんな「悩む」を簡単に「考える」にできる方法があります。日記を書くことです。
5kgも太ってしまった、と文章にしますよね。すると次には原因を書いたり、現状を書いたりします。
少なくとも「太ってしまった」を5回も10回も書き続ける人はいません。「そんなの当たり前だよ」と思うかもしれませんが、頭のなかではそれをやっているんです。じつに無益ではありませんか?
だから日記を書きましょう。悩むムダな時間を減らして考える有意義な時間を増やすためにも。
1つ1つ問題を片付けていけば頭のなかはすぐにスッキリします。「悩む」は「考える」に変換すべきなのです。
忘れるために日記を書くという発想
日記をつけるというと、「忘れないために」と考えている人が多いのかも知れません。でも私は逆です。むしろ、忘れるために日記を書いています。
嬉しいことも悲しいこともぜんぶです。
安心して忘れられる状況を作る
たとえば家族に「わかめスープとサバ缶とボールペンを買っておいて」と頼まれたとします。わかったよ、と返事をして、大抵の人はどこかにメモをするのではないでしょうか?
メモをとるのは「忘れてもいいようにするため」であり、むしろ「安心して忘れるため」でもあります。
そうすれば脳の負担を減らせます。いつまでも「ボールペンとサバ缶と……」なんて復唱する必要はないわけです。
ふだんの生活にもおなじことがいえます。日記に書くことで日常の様々なできごとに対して「忘れても大丈夫だ」 と脳が判断する。だから頭のなかがスッキリするのです。
まとめ
おなじことばかり考えてしまう人、悩む時間の多い人はぜひ日記を書いてみてはいかがでしょう。
モヤモヤした感情をすべて吐き出して、脳みそをデトックスをしませんか?
それから、
「このブログの読者登録しようかな」
「お気に入り登録しようかな」
とグルグル悩んでいる方も、まずは日記を書きましょう。
「やめとこ」っていう賢明な判断に至ると思いますので。