読書家のなかでも「どこで本を読むか」の意見は分かれます。
ある人は自宅のソファだと答え、またある人はカフェだと答える。そして私は、タイトルにもあるように、風呂だと答えます。
風呂に入りながらする読書が最強だと思うのです。
この記事で「だからみんな風呂で読むように」なんて啓蒙がしたいわけではありません。
ただ、読書in風呂派のみなさんに「そうそう」と共感してもらえたら嬉しい。そんな気持ちで書きました。
風呂読書のここが好き
風呂読書が好きすぎて、本を読むためだけにお湯を張ることもあります。
たとえば休日の朝に起きて、お湯をためて、風呂読書。もちろん体や頭は洗いません。読書が終わったらそのまま上がって終了です。
「ちょっとソファで本でも読もう」の感覚で「ちょっと湯船で本でも読もう」です。
風呂読書のなにがそんなにいいのか。
メリットはおもに2つあります。
血行が良くなる
まず1つ目のメリットは、血行が良くなること。この恩恵は凄まじいです。
風呂に入ると体が温まりますよね。そうすると血行が良くなります。
とうぜん脳への血流もアップします。で、集中力が増すんです。だから本の内容がスラスラ頭に入ってきます。
※個人の意見です
さらにさらに、血行が良くなっているので、肩こりや背中の痛みが起こりません。
ソファで読書をしているとだんだん疲れてきますが、風呂なら疲れない。どこも凝らない。
疲れを忘れた肉体のおかげで、半永久的に読書に没頭できちゃうのです。
※家族が困ります
お尻が痛くならない
2つ目のメリットは、お尻が痛くならないこと。
誤解を恐れずにいえば、読書って、お尻の痛みとの闘いだと思うんです("読書"と書いて"おしりのいたみとのたたかい"と読んでもいいくらい)。
いかにお尻の痛みから逃れられるか。これが読書家にとって最大のミッションであると言えるでしょう。
そのために評判のいいクッションを買ってみたり、高級チェアを導入したり、立って読書をしたり、あらゆる手を尽くしてきました。
浮力の恩恵
浮力が発生するのはお風呂だけです。
つまりお風呂だけが唯一、浮力という名の、重力に逆らう術を与えてくれるのです。
私にはどうも湯船が「さぁ!ここで本を読むんだ!」と叫んでいるような気がしてなりません。
すくなくとも風呂の考案者はまず読書家と見ていいでしょう。
現代でこそ「疲れをとるための場所」として誤用されている湯船ですが、本来は「読書をするためのスペース」として誕生したのではないでしょうか。私はそう信じています。
※奇人の意見です
風呂読書あるある
続いては、風呂読書で起こりがちなあるあるを紹介します。
紙の本シワシワにしがち
風呂に持ちこんだ紙の本が湯気でふやけてシワシワになっちゃう。
で、湯気を防ぐために湯船の蓋を活用してみたりするけども、さほど効果がない。
結果、電子書籍にたどり着きます。
湯船に本落としがち
風呂で読書をしたことのある人でこれを経験してない人などいるんでしょうか?
私は『壇蜜日記 (文春文庫)』を落っことしました。
お風呂が気持ちよくてつい居眠りしちゃうんです。
小説やエッセイ読みがち
風呂読書はメモが取れません。なので、ビジネス書や自己啓発本を読むのには適していない(メモを取りたいことがたくさんあるから)。
結果として、小説やエッセイを読みがちになります。
家族に怒られがち
(怖い……そしてバリエーション豊富。まるで戦隊モノの決めポーズくらい見事に被ってない怒りのジェスチャー)
「いつまで入ってんの!」って怒られます。
ほかにも「風呂でなにしてんの?」「1時間だよ!1時間!」「死んでるかと思ったわ」「一生入ってろ」など様々なバリエーションがあります。
風呂で読書をすると、長すぎる入浴に対する叱責ワードを一通り浴びがちです。
風呂読書のまとめ
風呂での読書を快適にするグッズが多々あります。そうした商品を見るたびに「あぁ、やっぱみんな風呂で読みたいんだな」と感じて嬉しくなります。
がしかし、風呂読書を続けてきて思うのは、「紙の本は適していない」ってこと。本にとって湿気は天敵ですからね。
風呂の蓋を使うにしても、浴室の湿気まで防げるわけではありません。
本をすっぽり入れるビニール製のブックカバーも試しましたが、どうも読みにくい。
で、最終的にたどり着いたのが電子書籍です。
Kindleなら防水機能のついたモデルもあります。風呂読書が格段に快適になることでしょう。私はなりました。
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 Wi-Fi 8GB 電子書籍リーダー
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2018/11/07
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
あなたがkindleを買ったら、まぁ、家族にとっては悲劇ですよね。
長時間風呂がさらにパワーアップしますから。
同居人がいる方は買わないほうがいいです。「いつまで入ってんだよォォォォ!!」と毎日怒鳴られたくなければ。
以上、読書をするなら風呂がいちばん快適、でした。