夫婦でベッドを別々にしてみました。いわばツインルームです。
その理由、ベッドを分けてみて感じたこと、かかった費用、ベッドのサイズなどを書いていきます。
悪夢に悩んでいた
私たち夫婦はふたりでダブルベッドに寝ていました。
ただ私には悩みがあって……なぜか悪夢ばっかり見るんです(3日に1回のペース)。
会社へ行こうとしているのにスーツもリュックも水筒も見当たらずに焦る夢(どこだよー!と叫ぶ私)、刃物をもった男に追いかけ回される夢(なんでだよー!と叫ぶ私)、スマホが真っ二つに折れる夢(どうしよう……と落ちこむ私)、頭蓋骨がむき出しになっているのに闘い続ける2頭のサイの夢(……言葉が見つからない私)。
あまりにヒドいので、悪夢を見る原因を調べてみました。
そしたら、「ダブルベッドに二人で寝るのは良くない」という指摘があって。寝返りを打てず、苦しい思いをすることになり、それが夢にまで影響するとかしないとか……。そうだったのか……。
寝室ツインルーム化作戦
これらを妻に説明し、「新しく買うベッドは私のやつ?だったらいいよ」という許可を得て、もう1台ベッドを買うことにしました。
ベッドのスペックは以下の通りです。
【従来のベッド(現在私用)】
サイズ:ダブル
価格:約8万円(マットレス・フレーム)
【追加購入したベッド(妻用)】
サイズ:セミダブル
価格:約7万5千円(マットレス・フレーム)
それからセミダブル用の敷きパッド、ベッドパッド、掛け布団、掛け布団カバーを新たに購入しました。こちらは計3万円です。
よって、新しいベッドの導入には総額10万円ちょっとの費用がかかった計算になります。悪夢を避けるために10万円って……。悪夢みたいな現実。
ベッドを別々にしてみた感想
こうして我が家の寝室はツインルームに生まれ変わりました。
ここからは、夫婦でベッドを別々にしてみた(すなわちダブルベッドにひとりで寝るようになった私の)感想を書いていきます。
悪夢は……減った
まずは肝心の悪夢です。これはかなり減りました(減っただけでゼロではない)。
ちなみに最近見た悪夢は、パーティーで全員に無視される、というサイコスリラーものです。脂汗びっしょりの1時間半でした(夢のなかの私は「ねぇ!ねぇ!」ってずっと叫んでました。情けない)。
もしもいま悪夢に悩んでいて、ダブルベッドにふたりで寝ているのなら、もう1台追加購入して別々に寝ることをオススメします(妻も以前は悪夢を見ていたらしく、ツインルーム化で「減った」と喜んでいました)。
通帳残高には悪夢が訪れますが、そこに目を瞑れば、ぐっすり眠れます。
布団が落ちなくなった
布団が転落しなくなりました。朝起きて「あれ?布団は?あ、落ちてる」ということがしばしばありましたが、ベッドを分けてからはなくなりました。
私の布団も落ちていませんし、妻の布団も落ちていません。でも、ふたりで寝ると落ちている。不思議です。結局どっちが犯人だったの?
布団争奪戦に終止符
ギブニューベッド条約を締結し、夜中に勃発していた布団争奪戦がついに終焉を迎えました。
平和な夜と領土(ベッド)が戻ってきて嬉しく思います(戦いに破れ寒さに凍えていたのはいつも私だったので)。
布団はそれぞれの好みに
私と妻は掛け布団の好みが合いませんでした。
ずっしりと重たい布団に押しつぶされるようにして眠りたい私。軽ふわな羽毛布団に優しく包まれて眠りたい妻。※いままではその中間を採用していました。
いまではお互いに自由です。私は重たい掛け布団に圧迫されながら寝ていますし(これも悪夢の原因……いや、まさか)、妻はふわふわな羽毛布団で寝ています。
後から寝ても気を遣わない
どちらかが先に寝ていて、一方が後からベッドに入る。こんなシチュエーションでも以前ほど気を遣わずに済むようになりました。なぜなら、ベッドの沈みこみを気にしなくていいからです。
電気を消して、足音を消して寝室に入っても、ベッドに乗れば沈みます。体重までは消せません。マットレスが動くので、寝ていたほうは起きてしまいます。
ベッドを別々にしてからは、寝室に入ってそのままベッドにバイーンと飛びこめます。ラクです。
が、調子に乗りすぎるとこうなります。
まとめ
夫婦でベッドを分けると悪夢以外にもいろいろ解決する。ただちに寝室をツインルーム化せよッ!
※ベッドを別々にする際のコツは、「掛け布団はシングルサイズを選ぶ」ということ。たとえベッドサイズがセミダブルないしダブルであっても、ひとりで寝るのならシングルサイズで充分。そうすれば多少はお金の節約になる。私たち吝嗇夫婦はそうしている。