映画館で映画を観るメリット・デメリット

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映画館で映画を観るメリットとデメリットをそれぞれまとめてみました。

 

 

映画館のメリット

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まずは映画館で映画を観るメリットから。

 

大迫力の音響と映像

イチバンはこれですね。映画館のスクリーンで味わえる映像とサウンドの迫力は最高です。

臨場感がたっぷりで、映画の世界に没頭できます

 

家ではこんな環境で観れませんよね。

自宅のテレビじゃ迫力がありませんし、ボリュームを最大になんてしたら隣人のお叱りを受けます。

「うるさいんですけど!」って。

 

映画館で観ることを想定して作っている

建築家・安藤忠雄氏は、「映画はかならず映画館で観る」のだそうです。なぜなら「映画というのは映画館で観ることを想定して作っている」から。

 

映画館であれば四方八方のスピーカーからシーンに合わせて音を出せますが(たとえば後ろから足音がしたり)、家ではそうもいきません。全部おなじスピーカーから聞こえてきます。

音響だけでなく、作り手の意図やこだわりを100%感じるためには、映画館で観るしかないと。

そういうことを仰っていました(講演会が終わったら『ウィンストンチャーチル』を観に行くとも)。

 

プロの仕事は映画館でこそ堪能できる。

これは「建築は実物を見てこそ意味がある」という安藤氏の考えに通じるものがありそうです。「本物を味わえ」ってことですね。

 

映画だけに集中できる

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映画館では映画だけに集中できます。

 

家で観ていると、

  • 天気が悪くなってきたな
  • 外で変な音がしたぞ?
  • 誰かからメッセージが来た

など様々なことが気になってしまいます。

結果として、せっかく観た映画が中途半端で印象の薄いものになってしまうことも。

 

映画館には気が散る要素がありません

おなじ2時間を映画に使うとすれば、映画館で集中して観たほうが有益だといえます。

 

誰にも中断されない

自宅で映画を観ていると宅配や郵便物が届くことがあります。

そんなときには映画を一時中断しなければならず、集中力が途切れてしまいますよね。

 

仲間だと思っていた男に主人公が撃たれた緊迫のシーンで、ピンポーン!とか。

映画館ならそうした阻害要因とは無縁。だからいいんです。

 

いちはやく鑑賞できる

DVDやブルーレイが発売されてから観る場合、公開から半年〜1年ほど待つ必要があります。

ですが、映画館なら公開してすぐに鑑賞できます

こうした「早さ」も映画館のメリットです。

 

DVDでレンタルして観るつもりでいたのに、友人にラストをバラされてしまった……。なんて悲劇も避けられます。

 

素敵な恋人との出会いが……ある?

映画館に行けばたくさんの他人がいます。

他人がいれば、とうぜん出会いの可能性もあります(映画『セッション』の主人公は、映画館で働く女性を口説き、交際にまで発展させていました)。

 

映画館にいる人はスタッフ・客ともに「映画好き」がほとんどでしょうから、会話のネタには困らないでしょうし。

 

もちろん「恋人探し」で映画館に行くのだとすれば、それはあまりに非効率です(カブトムシを探しに海へ行くようなもの)。

だったらお見合いパーティーにでも行ったほうがいい。

 

映画館での出会いはあくまでも「超オマケ」ぐらいに考えておくのがベターです。

同級生に遭遇とか、元カレと再会とか、それくらいの偶然として。

 

どんな映画でも面白さがアップする

「これ、自宅で観てたらゼッタイつまらない。たぶん途中で停止ボタン押してる」と感じる映画があります。

でも、映画館なら最後まで観ちゃいますし、楽しめちゃう。

 

これって映画館マジックだと思うんです。ゲレンデで見かける異性は3割増で魅力的に見えるという、あのゲレンデマジックといっしょで。

映画館で観る作品って3割増で良く思える。だからハズレがほとんどない。そんな効果があると思っています。

 

裏をかえせば「映画館で観てツマラナイと感じた映画」は究極にツマラナイ映画だといえますね(ゲレンデで見て可能性を感じなかった異性はもう可能性がないのといっしょで)。

 

映画館のデメリット

ここまでは映画館のメリットについて書いてきました。

ここからは、映画館のマイナスポイント、デメリットについて紹介していきます。

 

お金がかかる

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映画館で映画を観るとした場合、大人なら1800円ほどかかります。2人で鑑賞に行けば3600円。

しかし、DVDをレンタルして観た場合は2人あわせて100円で済む。大きな差です。

 

映画館にはほかにもポップコーンやホットドッグ、炭酸飲料などの誘惑があります。それらに手を出してしまうと、2人で5000円近いお金を使ってしまうことも。

 

でも演劇はもっと高い

私は演劇を観るようになってから映画を高いと思わなくなりました。

観劇にはひとり1万円〜2万円かかります。それに比べたら、数億円の予算を投じて作った超大作を1800円で観れるのはむしろ安いなぁ、と。

 

とはいえ、映画もお金がかかるのは事実。頻繁に観に行けば1万や2万円はすぐ飛んでいってしまいます。

 

トイレに行けれない

映画館は一時停止ができません。トイレに行きたくなったらアウトです

「トイレ行くので止めてください」なんていえませんし。

 

途中がスッポリ抜けてしまうのは嫌ですが、トイレを我慢していると映画に集中できない。

これは(とりわけ頻尿の方にとっては)見過ごせないデメリットとなります。

自宅だったら停止して用を足せるんですけどね。

 

好きなタイミングで観れない

映画館は上映スケジュールが決まっているので、各々の好きなタイミングでは鑑賞できません

「午前中に観たいなぁ」と思っても、午後の上映しかないなんてこともザラ。

 

公開してから日数が経っている作品だと、1日1回しか上映していなかったり、しかもその1回がレイトショーだったりします(不便!)。

自宅だったら「観ようかな」と思ったタイミングで再生できることを思えば、これは映画館のデメリットだといえるでしょう。

 

迫力がありすぎる

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映画館は迫力がありすぎます(最初にメリットだと書いておきながら)。

とくに困ってしまうのがグロテスクなシーン。『孤狼の血』という映画を観に行ったときに、開始3分でなかなかのシーンがあったんです。剪定バサミで指をこう……。

 

それ見て私、貧血気味になりました(小心者)。もう頭がクラクラしてしまって、座っていられなくなって、開始3分で退場するところでした。なんとか持ちこたえましたが。

 

映像もさることながら、音響です。音響の迫力がありすぎます。

剪定バサミで指がこう……なっちゃうシーンとか。音がもう。「やめてー!」って。「お願い許してあげてー!」って。

 

自宅のチープなテレビとチープなスピーカーなら問題ないんですけどね。

※『孤狼の血』は最高の映画です。映画館で2回観ました(懲りない!)。

 

ときどき迷惑な客がいる

映画館にはさまざまな人がやって来ます。全員に最低限の常識とマナーがあるかといえば、けっしてそんなことはありません。

なかには「迷惑だな」と感じるお客がいることも。

以下は私がこれまでに遭遇してきた、「うわっ……」と思った方々です。

 

椅子を蹴る子供

真後ろの子供が私の席を蹴ってきたことがあります。小学生くらいの男の子で、隣には親もいます。

ですが、注意する気配はありません。

 

私ひとりだけ座席が揺れて、まるで4D鑑賞みたいになってました

あまりに迷惑だったので、「コラッ!」と叱りたいところでしたが、そんな度胸はないので、しれっと席を移動して解決。

 

上映中にしゃべる夫婦

上映中にしゃべる夫婦にもよく遭遇します。

感想を伝えあっているんだと思いますが、「後でよくない?」といいたい。映画が終わってからゆっくり話せばいいのに。

 

ほらやっぱり!」を連呼するおじさんもいました。隣の奥さんにたいして「俺の予想通りの展開だ!すごいな俺!」と逐一アピールしていたみたいです。

 

あれには「ここ自宅?」といいたかった。

「あんたのリビングかよ?」って。

 

電話が鳴るおばさん

『余命1ヶ月の花嫁』を観に行ったときのこと。感動的なラストシーンで信じられないくらいミスマッチな曲が流れはじめました。

「明日今日よりも好きになれる〜」とかなんとか。

ちがうだろー。ここはその曲じゃないだろー。そう思ったんです。

 

そしたらそれ、BGMじゃなくておばさんが持ってる携帯の着信音でした。雰囲気が台無し。涙もすっかり止まってしまいました。

※その場で電話に出たおばさんは映画館の音響に負けないボリュームで会話をしましたとさ。いかついいかつい。

 

泣くと悲惨な事になる

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映画館のデメリット。最後は「泣いてしまうと後が大変」です。

 

自宅に帰らなきゃいけませんからね。電車に乗るんだとしたら、なかなかツラいものがあります。泣きっ面で公共交通機関ってのは……。

 

自宅のリビングなら人目を気にせずわんわん泣けますから、映画館ならではの不自由さ、とでもいいましょうか。

 

もらい泣きしちゃう

「泣くもんか!」と覚悟を決めて映画を観たとしても、他の客の誰かは泣きます。

 

それにつられて泣いちゃうんですよね。

『運び屋』を観に行ったときがそうでした。エンドロールがはじまった瞬間に涙が押し寄せたんですが、グッと我慢。

ギリギリ堪えられそう!頑張れ私!と思ったのもつかの間、後方から数人のすすり泣きが聞こえてきました泣きました。

 

まとめ

以上、映画館で映画を観るメリット・デメリットでした。

 

もう一度見てみましょう。

【メリット】

  • 映像と音の迫力
  • 映画だけに集中できる
  • すぐに鑑賞できる
  • 出会いがあるかも
  • 面白さが3割増し

【デメリット】

  • お金がかかる
  • トイレに行けれない
  • 時間の融通がきかない
  • グロいシーンの衝撃が凄い
  • 迷惑な客がいることも
  • 泣きにくい

 

どうでしょう。

映画館で観たいと思いますか?

それとも、自宅でじゅうぶんですか?

 

個人的には…

映画館がおすすめです。マナーを守って楽しく観ましょう。

 

以上、映画館で映画を観るメリット・デメリットでした。

 

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映画館のポップコーンが高い理由について、当サイトにはこんな記事があります。

 

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