「すぐ眠れるのはほぼ気絶」だと知ってショックを受けた話

※これからみなさんが目にするのは、1分で眠れることが取り柄だった男が「それはじつは良くないこと」だの知ったときの思考そのすべてです。

 

私はベッドに入ってから眠るまでに1分もかからない

目を閉じたら一瞬で翌朝になってしまう「寝つきの良さ」に自信と誇りを持っていた。

 

だが、最近になって、こんな話を耳にした。

「すぐに眠れるのは良くない。ほとんど気絶しているようなもので、けっして褒められたものではない」と。

 

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そんなバカな、と思った。

これまで長所だと思っていた寝つきの良さは、本当は短所だったというのか。

 

それはまるで、「家にモノが無いスタイリッシュさ」を自慢していたところを「それ、ただの貧乏じゃん」と指摘されたかのような、そんな衝撃だった。

 

「私って貧乏だったのか……。これってただの貧乏だったのか……」

これに近い気持ちで「私って睡眠の質悪かったんだ……。ベッドの上で気絶してただけなのか……」って。

 

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どうやら、ベッドに入ってから10分〜15分ほどかけて眠りにつくのが普通らしい。

スイッチを切ったかのようにスッと眠ってしまう人は、慢性的な睡眠不足である、とのことだ。

 

10分〜15分もかけて眠るだなんて、にわかに信じられない。

「私って、カップラーメンを10分〜15分待って食べる派なんだよね」というカミングアウトくらい信じられない。

 

「嘘だ!そんなのおかしいよ!」といいたい。

カップラーメンは3分だし、就寝は1分だ。15分って、2週間分の私の「寝るまでに要した時間」に相当するじゃないか。

 

早く眠れるのはいいことだ、という思いこみは、そう簡単にはなくなりそうもない。

いや、一瞬で眠れるのがダメな睡眠だなんて、私は信じたくない。

だからこうしてうだうだ書いているし、もうちょっとうだうだ書こうと思っている。

 

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「お前のはただの気絶なんだよ」といわれて、まぁそんな言い方はされてないけども、だんだん腹が立ってきた。

いわゆる逆ギレというやつである。

 

「じゃあなんですか?私が今まで7時間睡眠だと思っていたアレは、7時間気絶だったんですか?」といいたい。

 

それから「だったら7時間気絶よりも3時間気絶のほうが健康的だって話になりますよね?短いほうがいいでしょう?だって気絶なんですもの。KI・ZE・TSU」ともいってやりたい。

 

そして「じゃあもう寝ませーん。気絶なんて言われるくらいなら起きてるほうがマシでーす」といい放ってやる。

誰に?っていう話なんだけど。

 

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真相が知りたくて、睡眠に関する本を読んだ。

やはり「すぐ眠ってしまうのはよくない」的なことが書いてあった。

「的なこと」と書いたのはただの現実逃避で、本当ははっきりくっきりと「ダメ」って書いてあった。ショック。

もうちょっと婉曲な表現を用いるなどして指摘してくれてもいいじゃないか。

 

「すぐに眠れるのもいいけどさ、15分くらいかけて眠るほうがもっといいんだよ!」みたいな感じで。

「ミニマリストにも2種類あって、モノを捨ててなる人と、買えずになる人がいるんだ。君はどっちかな」みたいな優しさとともに。

 

それを「睡眠の質悪いよ」だなんて……。それを「ただの貧乏だよ」だなんて……。

ストレート過ぎる。そんなこといわれたらショックで……眠れない……ことはないけど。引き続き1分で爆睡しているけども。

 

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それからというもの、頑張って「眠らない」ように努力してみた(自分でも珍しい努力だと思う)。

ベッドに入ってからすぐに寝てしまわないよう、なるべくあれこれ考えてみる。

目玉焼きには塩コショウだよなぁとか。グラビアアイドルのグラビアってどういう意味かなぁとか。でも、気がついたら朝になっている。ダメだった。

 

どうしてもすぐに眠ってしまう。

まるで某猫型ロボットアニメに出てくる主人公みたいに、一瞬で眠ってしまうのだ(睡眠に詳しい専門家にいわせれば、彼も睡眠に障害を抱えていることになるわけで、そんな寝不足短パン小僧が子ども向けアニメの主人公で果たしていいのだろうか、と疑問に思ってしまう)。

 

クリープハイプだって『ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ』という歌を歌っているし、気絶人間は私だけじゃない……はず。

 

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それから本のなかには「睡眠効率」という概念について書いてあった。

ベッドで寝ている時間のうち、どれだけの時間実際に眠っているか。それが睡眠効率だ。

 

もしベッドの上で7時間を過ごしている人が7時間眠っているならば、それは最高に睡眠効率がいいといえる。

ベッドに7時間いたにもかかわらず3時間しか眠っていなかったら、睡眠効率が悪い。

 

おいおいおい。おいおいおい。ちょっと待ってくれ。

それなら1分で寝てしまう私の睡眠効率ってエゲツないよね?

その指標大丈夫?矛盾とかそのへんはちゃんと考えてる?

 

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もうなにがなんだかさっぱりだ。

「1分で寝るなど言語道断!」と切り捨てた直後に、「ベッドにいる時間にムダがないほど睡眠効率がいいんですよ」だ。

 

共著か?いや、単著だ

単著って言葉があるのかどうかも知らないけども、変換で出てきたからたぶんあるんだろう。

まるで共著みたいな単著だ。限りなく共著にちかい単著だ。まったく。振り回さないでほしい。

 

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子供の頃からずっとこうだから、今後も変わらないんだと思う。

夜10時30分になったらベッドで気絶して、5時30分になったら意識を取り戻す。

体調が悪いときには温かいおかゆを食べて、ベッドでしっかり気絶する。いつもより長めに。

 

昼食後に眠気があれば10分だけ仮絶するし、それでも起きてなきゃいけない状況なら、絶魔と闘いながらうたた絶することだろう。

 

だからそんな私が死んでしまったときには、あれだ。

 

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永絶って書いてほしい

永遠(とわ)に安らかに気絶しますので。

チーン。