「ブログ記事のストックってあったほうがいいのかな?」
というブロガーにむけて持論を展開しまくる記事です。
私は毎日更新をルールとしているブロガーです。
ただ、毎日更新のほかにもうひとつルールを持っていて。それが、14本の記事を常時ストックするというもの。
ブログ記事もお金といっしょで、ある程度の蓄えがあったほうが安心できます。
そんな"記事をストックするメリット"について書いていきます。
書いてから公開までに2週間空けたいからです(その理由は後述)。
ブログ記事をストックするメリット
毎日更新しているブロガーには2種類しかいません。
- 書いてすぐ公開するタイプ
- 時間をおいてから公開するタイプ
このいずれかです。
トレンドブログを運営するブロガーは前者が多いかと思います。
1分1秒をあらそう世界では速報性にこそ価値があるからです。
ですが、トレンドブログ以外なら焦りは禁物です。いえ、むしろ公開はどんどん遅らせたほうがいい。
書いた記事をじっくり寝かせて、時間を空けてから推敲をする。それでようやく公開。
私の場合、書き終えてから記事を公開するまでに2週間ほどかけています。
つまり、毎日更新している記事は、基本的に14日前に書いたものだということです。
私たちが見ている星の光は数万年前に放たれたものだ、というのと似ています(そこまで神秘的なものではないけれど)。
それでは、謎の比喩にキョトンとしているみなさんに、記事を放置することで発生する3つのメリットを紹介していきます。
推敲の精度が上がる
14日間放置するイチバンの理由は、推敲の精度を上げるため、です。
文章を書く際にもっとも大事なのが推敲だと思っていて。
文章のプロである小説家はかならず推敲を重ねます。
原稿をそのまま出版する書き手はいません。2度3度の推敲はあたりまえです。
そうやって文章についた余分な贅肉を削ぎ落とし、一貫性を与え、ブラッシュアップして、ようやく目に触れるかたちにする。文章を磨いていくわけですね。
自分の書いた文章を自分で推敲する場合には、なるべく時間を空けるに限ります。
記憶を曖昧にすることで、書き手目線から読者目線にシフトし、新鮮な感覚で自分の文章と向きあえるようになるからです。
だから私は目安として14日間、最低でも7日間のインターバルを設けています。
もし推敲の習慣がなければ、すぐに取り入れることをオススメします。手間がかかるので面倒ですが、きっと役に立ちます。
文章力の向上につながる
文章を整えるだけでなく、自分自身も成長できるのが推敲の魅力だと思っています。
「ほかにもっといい表現はないか」と最適なコトバを探すのは、文章力や語彙力のトレーニングになります。
パパッと書いてポーンと公開する人と、時間をかけてあらゆる表現を検討する人。どちらの文章力がより向上するかといえば、まちがいなく後者です。
ブロガーにとって文章はメインの武器だということを考えれば、やらない手はありません。
嬉々として推敲に取り組みませんか?
"趣味:推敲"となるくらいに。
寝かせて熟成させる
14日間放置するメリットはほかにもあって、記事が熟成するんです。
ソフトクリームに関する記事を書いてストックしているとします。
放置していても、頭のどこかにはソフトクリームのアンテナが立っているもの。だからテレビでソフトクリームが紹介されていると、ビビッと反応します。
すかさず内容をメモにとり、得た情報を記事に追加する、と。
そうやって記事を少しずつ良いものにしていくこと。これが熟成させるということです。
銀行に預けたお金に利息がついて増えると似ています。
ただし放置しすぎると腐ります。
アイディアが降ってくるのを待つ
外部情報からヒントを得るだけでなく、散歩中や入浴中にアイディアがひらめくこともあります。
「あの記事にあの情報を加えたら面白そうだ!」といった感じです。
これも、記事をストックしておくからこそ得られるメリットです。
一度公開してしまった記事よりも、下書きとして寝かせてある記事のほうが気にする機会が多いからです。
ゴミステーションに出してしまった生ゴミよりも、部屋のなかにある生ゴミのほうが気になりますよね。
「くさいなぁ」とか「はやく出したいなぁ」とか。だいぶ強引ですが、これとほぼいっしょだと思ってください。
ストックがあれば更新が途切れない
メリットの3つ目は、ブログの更新が途切れないことです。
いつでも公開できる記事を持っていることは、毎日更新の保険になります。
残業で時間がないとき、体調がすぐれないとき、なんだかやる気が出ないとき、顔が濡れて力が出ないとき、ブロガーにだってありますよね。
毎日更新が途切れてしまったら、楽しみにしている読者の期待を裏切ることになるかもしれません。
あるいは信用を失ってしまうかもしれません。
なにより「毎日更新」という自分との約束を破るのがダメです。
ですので、「記事ストック保険14」への加入をオススメします。
安心感だけでなく文章力もセットでついてくるスグレモノです。
ストックあれば憂いなし
記事のストックがあれば旅行だって自由にできちゃいます。
ホテルでパソコンを開いて「せっかくの旅行だよなに考えてるのふざけてんのマジでやめてくれる?」とパートナーを不機嫌にさせることもありません。
ストックがあればスマホで公開ボタンを押すだけなので、平和です。
自分で作った毎日更新ルールに縛られて、あれやこれやを我慢する必要はありません。
まとめ
記事をストックすること、時間をおいて推敲すること(最低でも1週間)。
こうした行為はあなたに文章力、語彙力、アイディア、信頼感、安心感をもたらします。
パートナーとの良好な関係すらも、もたらしたり、もたらさなかったりします。
誤字脱字の多い記事は読む気が失せますよね。
私だったら「ばいば〜い」ってすぐにそのページから離脱します。いや、「さよなら〜」かな。はたまた「あばよ」……。
(推敲を重ねても消されなかった不毛なこのくだり!)
こうした私みたいなユーザーは多いかと思いますので、誤字脱字を回避できるだけでも推敲には価値があります。
ぜひお試しあれ。
14日間放置チャレンジ!
ただし書いたことを忘れてカビが生えて、腐らせないように注意してください。
(そんなときにはブログタイトルを「ブルーチーズブログ」へ変えちゃいましょう!)
最後もキョトン顔でお別れですね。
バイバイ、いや、さようなら。あるいは……。