競馬の予想ってなかなか当たりませんよね。
当たったほうが楽しいのはまちがいないでしょう。でも、当たらなかった予想にも意義があります。
「競馬って当たらないからツマラナイ」という考え方をすこし変えるだけで、「外れ馬券ってスゴイ!」と思えるかもしれません。
そしてやがてはもっと的中させられるようになるかも……?
競馬で自分の負け方を知る
競馬ファンで知られる予備校講師の林修先生は、「競馬で自分の負け方を知る」ことが大事だといいます。
負け方を知るためには、どういうときに外したのかを振り返ってみるのが効果的です。
おそらく、「こんなときにいつも負けてるなぁ」といった傾向が見えてくるでしょう。
ちなみに私はいつも「欲をかきすぎ」で負けます。
これが来るだろう!と目星をつけた馬と、人気もなければ根拠もない馬を組み合わせて馬連を買う。
でも、目星をつけた馬だけが来る。
素直に単勝にしておくんだった!という負け方です。こればっかり。
(だって152倍のオッズに目が眩むんだもの)
負け方を知ったら改善しよう
馬券を買いっぱなしにするのではなく、きちんと分析するのが大事だということです。
「なぜ外したのか」「なぜ当たらないのか」
理由をとことん考えれば、かならず次につながります。
負け方には一定のクセのようなものがあるので、まずは自分の負け方を探してみてください。
いつもこうやって外してるなぁ、というパターンが必ず見つかります。
その買い方を避けるだけで、グッと勝ちを引き寄せることができるでしょう。
負けるパターンは人生にも通ずる
林先生の「競馬で自分の負け方を知る」という考え方は、競馬だけでなく人生にも応用できます。
競馬であれ恋愛であれ事業であれ、負け方や失敗の仕方というのはそうそう変わらないんですね。
いえ、おなじ人間がやっていることであれば根底はおなじです。
競馬の負けパターンを恋愛に応用してみる
競馬でいつも欲張って負ける人は、恋愛でも以下のような失敗をやらかします。
「A子さんとなら付き合えそうだ!」という確信を持ちながら、「でも、S子さんと付き合えたら最高だよなぁ。無理だろうけど」なんて淡い期待も抱く。
そして二兎を追う者は一兎をも得ずということわざのとおりに、両方とも撃沈する。
自信があったA子だけに集中してアタックすれば成功しただろうに、という感じですね。
競馬をとおして自分の負け方を知っていれば、こうした失態は防げます。
「自分はいつも欲張って失敗してるから、S子はあきらめて、ここはA子だけに専念しよう」と考えられるのです。
(この決断がいいのかどうかはさておき)
負け方を知って人生で勝利をおさめよう
もちろん恋愛だけではありません。
勉強、仕事、起業、人付き合いなど、自分の負けパターンを知っていれば、あらゆる場面で役に立ちます。
借金をしない限り、競馬はどれだけ負けても構いません。所詮はレクリエーション、娯楽の範囲です。
その代わり、ただ赤字を垂れ流すのではなく、徹底的に自分の負け方を探すこと。
予想に時間をかけていないから当たらないのか(準備不足)、他人の意見を鵜呑みにして外しているのか(自分の頭で考えていない)、そもそも馬券の買い方に基準がないからなのか(軸がない)。
ぜひ負けパターンを知って人生に役立ててください。
競馬で負けても、仕事や恋愛で勝てればオールオッケーです。
というわけで、今後は馬券が当たらなくても「つまらない」とは思わず、これは人生の勝利へと続く道なのだ、くらいに捉えてみてはいかがでしょう。
あなたの競馬が、いや、人生が面白くなることを願って。