滑り止めを1校も受けずに国立大学を受験した話

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大学受験では複数校を受けるのが一般的ですよね。

私の周囲にいたクラスメイトたちも2〜3校は受験していました。

 

ですが、私が受けたのは信州大学経済学部のみ。国立大学だから学費が安いこと、自宅から通えること。この2つが理由でした。

信大以外はどこも受けていません。

 

今回の記事では、受験生当時の心境や、振り返ってみて感じることなどを書いていきます。

受験生の方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

滑り止めを受けずに信州大学を受験

私立大学に通う選択肢はありませんでした。

大学に通う場合、「自宅から通える国立大学に行く」道こそ、もっとも金銭的負担が少なくて済むからです。

 

滑り止めを受けなかったのは、滑り止めを受けるのにもお金がかかるからです

受験料で数万円。交通費で数万円。

 

なかには「お守りみたいなものだ」といって私立を受験する人もいましたが、私にその考えはありませんでした。

なぜなら、受かったとしても「実際に通う」という選択肢がなかったからです。

 

通う可能性のない私立を受験してもお金と時間が無駄になるだけ。そう思い、滑り止めの受験はやめました。

 

落ちたら浪人するのか

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もし信州大学に不合格だった場合、滑り止めをいっさい受けていない私には行くところがありません。

こうした状況でたいていの人は予備校へ通うわけですが、我が家的には、予備校に通うという選択肢すらありませんでした

 

「一発合格だ。お前にそれ以外の道はない」といった感じです。超絶スパルタン。

 

受験の練習として私立を受ける?

受験本番の空気感に慣れるために、私立大学を受験する友人もいました。

なんてお金のかかる茶番なんだろうと思っていました。

 

入試を受ければお金がかかります。丸1日が潰れてしまいます。

だったら自宅で黙々と受験勉強をしていたほうがマシというもの。

滑り止めとして受けて、本命に落ちたらその私立へ通うのであればいいでしょう。でも、ただの練習なら受ける意味はありません

 

そういう余計なことをしている生徒に限って、結局第一志望に落ちてたりするんですよね。

本番であがらないようにするためには、受験の空気に慣れるのではなく、とにかく勉強しまくることが大事です。自信があれば堂々と受験できるので

 

一発勝負のプレッシャー

失敗が許されない状況だったので友人から心配されました。

今振り返ると我ながらずいぶん危ない橋を渡ったものだと思いますが、当時の私はさほどプレッシャーを感じていませんでした。

 

「落ちるわけがない」という謎の自信に満ち溢れていましたね(あの自信はどこから来たのか)。

猛勉強の賜物というよりは、ただたんに自信家なのだと思います。センター試験、信大入試ともにさほど緊張せず。

 

結果として信州大学経済学部に現役合格を果たすことができました。

 

受験のストレスを感じていたらしい

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緊張やストレスなどなかったと書きましたが、実際にはあったようです。

というのも、とつぜん奥歯が痛くなってしまったのです。

 

ふつうは虫歯だと思いますよね?

ところが歯医者からは、

これはストレスが原因ですね。ストレスで寝ている間に食いしばっているので、奥歯に負担がかかっているのです。受験が終われば痛みはなくなりますよ」

といわれました。

 

「俺はできる!大丈夫だ!」と自分を鼓舞していても、やはり体は正直なのですね。

無事に合格し、いつの間にか奥歯の痛みもなくなっていました。

(ストレスを感じた受験生の保護者が同様の症状に悩まされることもあるそうです)

 

 

 

滑り止めを受けなくてよかったこと

滑り止めを受ける受験生がほとんどですが、私は受けなくてよかったと思っています。その理由はおもに3つあります。

 

1. 本気になれる

落ちたら後がないので本気になれます。背水の陣というやつです。

ライフがじゅうぶん残っていれば適当に操作するけど、残りわずかになると本気でプレーしちゃうゲームとおなじですね。

 

「ヤバいぞ!」という危機感を持つことが案外大事だったりします。

(危機感で歯が痛くなることあり)

 

2. 無駄なお金がかからない

滑り止めを受けていないので、そのぶんお金がかかりません

だから私は合格のお祝いとして……、あれ、とくになにもなかったな。

(浮いた受験料や交通費で腕時計でも買って貰えばよかった)

 

3. 就職活動で話せる

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滑り止めを受けずに国立大学を受けた経験は、就職活動でも使えました

「これまでの人生で一番大変だったことは?」の質問に対して、この経験が話せるんですよね。

 

後がない状況でプレッシャーに押しつぶされそうになったこと(そうでもないけど)、一心不乱に勉強に打ちこんだこと(一心不乱にゲームもしてました)、周囲の支えがあって乗り越えられたこと(これは本当にそう)。

あまり一発勝負をする人はいないので、他の就活生と被らない貴重な経験になりますよ。

 

ちなみに、「度胸のあるヤツだ」と思われるか「落ちたときのことを考えていない無謀なヤツだ」と思われるかは面接官次第です。前者だといいですが。

 

まとめ

以上が滑り止めを1校も受けずに信州大学を受験した私のエピソードです。

 

これが信州大学ではなく東京大学だったらもっとカッコいいですね。

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

というわけで、東京大学バージョンはあなたに託します。ファイト。

 (はいそこのアナタ。「信州大学 偏差値」とか調べなくていいですからね)