寿司が好きな人は多いでしょう。
「一番好きな食べ物は寿司です」という人も大勢いるかと思います。
ですが、「一番好きな食べ物が寿司」はズルいです。反則です。
その理由を記事にまとめてみましたので、共感していただけると幸いです。
「一番好きな食べ物が寿司」は反則
「寿司」と一言でいっても、さまざまなネタがありますよね。
マグロ、アジ、イワシ、サバ、穴子、ウニ、イクラ……。
ですので、本来は「一番好きな食べ物はマグロの寿司です。二番は牛丼です。三番はハマチの寿司です」というべきだと思うのです。
一括で「寿司」は対象範囲が広すぎる。そんなのありかよ、という話です。
一番好きな食べ物は果物です
「寿司」を「果物」に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
「一番好きな食べ物は果物です」という人がいたら、「あぁそうですか」とはなりませんよね。
かならず「どの果物ですか?」と訊くはずです。なぜなら、果物にはたくさんの種類があるから。
好きな果物はリンゴなのかバナナなのか、ブドウなのか梨なのか。あるいはライチかマンゴーか。
具体的に特定してもらわないと、こちらも納得できません。
「果物が一番好きです」は、なにも情報を伝えていないのです。寿司にもおなじことがいえます。
寿司は解体すべき
寿司は単体でもツワモノばかりそろっていますよね。
イワシも美味しいですし、中トロも美味しい。サーモンも、海老も美味です。
個々でもじゅうぶん闘える面子なのに、束になって「寿司」だなんて、そんなの他の料理が勝てるわけがないのです。
あまりに卑怯な連合軍、オールスターズではないでしょうか。
ハンバーグやグラタンがどれだけ頑張ったところで、寿司連合軍には歯が立ちません。
焼肉はべつにいい
「寿司ズルい」という主張にたいしては、「それなら焼肉だってズルいじゃないか。部位を特定すべきだ」という反論があるかもしれません。
寿司のように、焼肉も「一番好きな食べ物は焼肉のカルビで、二番が冷やし中華で、三番が焼肉のモルモンで……」という具合ですね。
いや、焼肉はべつにいいよ、というのが個人的な意見です。
なぜなら、どの部位であろうと、食べてるのは結局「ウシ」だから。
寿司はそもそも生き物がちがいます。マグロ、サンマ、カツオ、ブリ。
でも、焼肉は牛。以上。
どこを食べても牛は牛
部位がちがうだけで食べているのは牛に変わりないので、焼肉が好きな人は「一番好きな食べ物は焼肉です」でOKです。これはズルくありません。
「あぁこの人は牛肉を焼いて食べるのが好きなんだな」と思って納得します。
ただし、ビビンバやクッパ、キムチ、もやしナムルなども含めて「焼肉」と呼んでいるのであれば、看過できませんけどね。
寿司と同様に「ズルくない?」という話になります。「特定しなさいよ」という話です。
まとめ
「一番好きな食べ物が寿司」がどれだけズルいかをご理解いただけたでしょうか。
あまりのズルさに、驚いて腰を抜かしてしまった人もいるかと思います。そう、寿司はズルいのです。
もしも今後「寿司が一番好きだ」とのたまう人に遭遇した際には、「君ね、寿司が一番好きというのは都合が良すぎるだろう。ネタの種類を特定しなさい」と諭してあげましょう。
以上、「一番好きな食べ物が寿司」にたいするクレームでした。