図書館で本を予約するくらいなら買いましょう。
なぜそう考えるのかを、この記事にまとめてみました。
図書館で予約するなら買ったほうがいい
図書館で借りたい本が「誰かに借りられて」いるとき、予約できるサービスがあります。
予約しておけば、本が返却されると連絡が入り、確実にその本を借りられるわけです。
便利な仕組みだとは思いますが、人気のある本だと5人待ち、10人待ちなんて状況がざらにあります。
1人につき2週間借りられるとして、10人待ちだと単純計算で20週間。つまり借りられるのは5ヶ月先になるわけです。
いや、買ったほうがよくないですか?
予約するほど読みたいなら
仮に読みたい本の予約が10人待ちだったら、私はあきらめます。5ヶ月も待てません。
- 読むのをあきらめる
- 自分で買う
図書館での予約はせず、いずれかの選択をするでしょう。
ですが、5ヶ月でも待つ覚悟で、11人目として予約する人もいるかと思います(現に10人目の人がいるわけですし)。
どうしても読みたいのでしょう。10人が読み終えるのを待ってでも読みたいのでしょう。
じゃあ、買ったら?
と思ってしまいます。
そこまで読みたいのであれば、そんなにその著者が好きなのであれば、なおさらお金を払って本を買うべきだと思うのです。
本にお金を使ったら死んでしまう呪いをかけられているわけでも、その本を買ったら貯金が底をついて路頭に迷うわけでもないでしょうから。
そこまで読みたいなら買えよ!と思ってしまうんですよね。まぁ、余計なお世話ですが。
読みたい欲求は今がピーク
「読みたい」と思った瞬間が欲求のピークです。
あとは徐々に欲求が薄れていき、やがて「あぁそんな本もあったね」となります。
「思い立ったが吉日」ということわざがあるように、ピンと来たらすぐに行動すべきなのです。
ここでの行動というのは、5ヶ月待ちの列におとなしく並ぶことではなく、本を実際に読むことをいいます。
予約したところで、どうせ5ヶ月後には覚えていません。そのころには、本にたいする熱量も薄れていることでしょう。
それなら自分で買って、すぐに読んだほうが内容を吸収できるというものです。
時間をお金で買う
予約をすれば無料で本が読めます。ただし5ヶ月待つ必要があります。
お金を出して本を買えば、すぐに読めます。つまりこれは、本とどうじに5ヶ月分の時間を買ったことにもなるのです。
ジェットコースターが5時間待ちだとして、「1500円払えばすぐに乗せてあげる」といわれたら、払いませんか?
私なら喜んで支払います。
図書館もおなじですね。5ヶ月待ちのところを、1500円払えばすぐに読める、というわけです。
どうしても読みたい本ならば、買って自分のものにしても損はないと思います。
好きなタイミングでいつでも繰りかえし読めますし。
それが嫌だというのなら、どうしても借りてタダで読みたいんだというのなら、 「じゃあいったい何にたいしてだったらお金を使うんですか?」と訊いてみたいですね。
人気作家の新刊は300人待ち
ここまで10人待ちという前提で話を進めてきましたが、人気作家の新刊ともなると、地域によっては300人待ちとなることもあります。
300人がそれぞれ2週間借りるとして、自分の番がくるのは600週間後。
つまり12年後。
12年も待つだなんて、正気の沙汰ではありません。
そんな人には、もはや恐怖すら覚えます。ケチなんて可愛い言葉ではとても形容できません。
どんな節約術か知りませんが、買うよりも12年待つほうがいいとは、どういう了見なのでしょう。
そもそも12年後に生きているかどうかすら怪しいものですが……。
まとめ
「本は絶対に図書館で借りる。本には1円も払わない」という方針でも構いませんが、ときには柔軟な対応も必要です。
「読みたい」と思ってから、実際に読むまでに時間が空いてしまう。これがマズいのです。
読みたいと思ったのは、そのときのあなたに必要な本だったからです。5ヶ月後、12年後の自分に、その本の内容が必要かどうかはわかりません。
状況は変わりますし、あなただって変わります。
本との貴重な出会いを、1500円を惜しんだばかりにフイにしてしまうのは、なんだかもったいないと思います。
ケチくさいことをいわず、たとえ1人でも先に予約が入っていたら、その本は買ってしまいましょう。12年間待つのはおすすめしません(タイムカプセルじゃないんだから)。
以上、図書館での予約に関する持論でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。