この記事では「塾講師のアルバイトに資格は必要なのか」を解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
私は塾講師アルバイトおよび正社員としての勤務経験があります。
塾講師に資格は要らない
学校の教員とはちがい、塾講師に資格は要りません。
ときどき「塾講師にも教員免許が必要なのでは?」と思う方もいるようですが、教員免許がなくても塾講師として仕事ができます。
やる気さえあれば、誰でも塾講師として働けますよ(アルバイト、正社員ともに資格は不要)。
いっさい、どんな資格も必要ありません。
コミュニケーション能力は必要
資格は必要ないものの、塾講師として"あったほうがいい能力"は存在します。
代表的なものとしては、たとえばコミュニケーション能力が挙げられます。
塾には様々な生徒がやって来ますよね。
やる気のある生徒、ない生徒。予習をやってくる生徒、やってこない生徒。
頭が良い生徒、勉強の苦手な生徒……などなど。
それぞれの生徒に合った対応をするのにコミュニケーション能力は欠かせません。
また、授業時間外に雑談をして、生徒との仲を深めるのも大切です。
塾講師は「人」を相手にした仕事なので、「コミュニケーションが苦手」などといっているようでは務まりません。
ある程度の学力も必要
塾講師にはある程度の学力も必要です。
かつて私がアルバイトをしていた学習塾は「アルバイトは国立大学の学生のみ」というルールを設けていました。
国立大学に通う現役の大学生だけしか、バイトとして雇ってもらえなかったわけです。
これは、塾講師には最低限の学力が求められるからですね。
生徒の質問に答えられなかったり、トンチンカンな回答をしてしまっては、塾講師として失格です。
塾によっては「採用試験」と称して学力テストを実施しているところもありますので、そうした足切りを突破できる頭脳があれば、問題ないかと思います。
学力テストについては以下の記事に詳しく書きました。
清潔感がないと嫌われる
生徒から「NG講師」に指定されると、その生徒の担当を外されることがあります(こうした情報は正社員のみが把握)。
私の経験上、NG講師に選ばれやすいのは清潔感のない講師です。
Yシャツの襟が黄ばんでいたり、肩にフケが乗っていたり、脂っぽい髪をしていたり、口臭がキツかったり……。
これらをすべて満たしている男性アルバイト講師がいて、彼は生徒たちからひどく嫌われていました。
裏方でテキストの作成をするならまだしも、生徒に授業をする立場なのですから、不潔でいいはずがありません。
とくに男性講師は要注意ですね。ヒゲもきちんと剃っておきましょう。
わかりやすさも大切
「不潔」に次いでNG講師に選ばれやすいのが「分かりにくい先生」でした。
生徒は学力を伸ばすために塾に来ているので、授業や説明が分かりにくかったら、敬遠されるのは当然です。
説明能力は学力とは関係ないんですよね。むしろ、豊富な知識が説明のジャマをしてしまうことすらあります。
「先生は詳しいんだぞ」アピールをしてしまい、中学生にたいして大学レベルの内容を持ち出したり(もちろん生徒はポカーンとした顔をしている)。
要点を端的に伝えるのが大切です。
あとは大きな声ではっきりと話すように心がけていれば、まず問題ありません(滑舌が良ければなお良い)。
まとめ
塾講師としてアルバイトをするために必要な資格はありません。
やる気さえあれば、誰でも求人に応募することができます。
ただ、コミュニケーション能力、最低限の学力、清潔感、説明能力がないと、おそらく採用後に苦労することになるでしょう。
(清潔感以外は塾講師として働くなかで自然に身につきます)
個人的に塾講師はとても好きな仕事なので、もしあなたが興味を持っているなら、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。
大きな喜びを感じられる素敵な職業です。

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以上、塾講師アルバイトに資格は必要なのか、でした。
塾講師のアルバイトにはいくつかのデメリットが存在します。応募前に読んでおいても損はないかと思います。