あの怪物の名前は「フランケンシュタイン」ではない

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この怪物の名前をご存知ですか?

たぶん「フランケンシュタイン」という単語が頭に浮かんでいるかと思います。

でも、残念ながら彼は「フランケンシュタイン」ではないんです。

 

「じゃあ、フランケンシュタインってなに?」

……それをこの記事でご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

あの怪物はフランケンシュタインではない

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"これ"の名前はフランケンシュタインではありません。

フランケンシュタインというのは、(小説のなかで)この怪物を生み出した人物の名前です

 

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「じゃああんたは誰なんだ?」という話になるのですが、じつはこの怪物には名前がありません


ジョンでもポールでもディカプリオでもない。

小説のなかで固有名詞を与えられていないんです。つまり名無しですね。

 

フランケンシュタインは生み出した人物の名前だった

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そもそもこの怪物は、メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』に登場するキャラクター(?)です。

先述のとおりフランケンシュタインは、怪物を生み出した人物の名前でしたね。

 

大学生であるヴィクター・フランケンシュタインは生命の創造に惹かれ、墓から盗んだ死体を使って「理想の人間」を生み出します(いわゆる人造人間というやつ)。

 

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その「理想の人間」として誕生したのが 例の怪物です。

 

いや、理想の人間には……見えない。

ヴィクター・フランケンシュタインもそう思い、落胆しました。

「なんだこの醜い生物は」と。

 

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(あまりの醜さに絶望したフランケンシュタインはこの怪物を置き去りにします)

製造物責任法……。

 

怪物を悪魔だとか悪霊だとか呼ぶ 

小説のなかでフランケンシュタインは、自身が生み出してしまった怪物のことを「悪魔」や「悪霊」あるいは「クリーチャー」などと呼びます。

 

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せめて名前をつけてあげたらどうかと思うのですが、なぜだか命名はしたくないようですね。呼称もぜんぜん定まっていませんし。

 

ちなみにこの怪物は、なんと身長が2.4メートルもあるのです。

 

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私なら「デカブツ」と呼びます。 

 

 

フランケンシュタインの怪物

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なお、一般的にこの怪物は「フランケンシュタインの怪物」と呼ばれています。

よってハロウィンで仮装をする際にも、「フランケンシュタイン」ではなく「フランケンシュタインの怪物」 というべきですね。

 

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「フランケンシュタインの仮装」だと、コイツの仮装になってしまいます。

なんというか、仮装になっていません。

 

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厳密にいえば「フランケンシュタインの怪物」です。くどいようですが。 

 

ちなみに、怪物のトレードマークであるボルトは、頭を貫通していたり首を貫通していたりとさまざまです。

 

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ボルトは首を貫通しているほうが一般的ですね。まぁどちらでもいいのですが。

(ハロウィンで仮装する際の参考にしてください)

 

まとめ

フランケンシュタインは「怪物」を生み出した大学生の名前です。

怪物そのものに名前はなく、たいていは「フランケンシュタインの怪物」と呼ばれています。

 

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なお、フランケンシュタインの怪物が最終的にどうなってしまうのか気になる人は、ぜひ小説を読んでみてください

ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか……。

 

フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)

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以上、あの怪物の名前はフランケンシュタインではない、でした。