この記事では「ポルシェの運転が難しいという噂は本当なのか」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
ポルシェを運転してみた。本当に難しいのか?
レンタカーでポルシェ911カレラ(991型・右H・AT)を借りて実際に運転してみました。
結論からいうと、ポルシェの運転は難しくありません。むしろ運転しやすいくらいです。
MT車を買って半年経ってもエンストしている私でさえ余裕で走れたので、けっしてポルシェの運転は難しくないといえるでしょう。
なぜポルシェの運転は難しい?
そもそもなぜ「ポルシェの運転は難しい」といわれているのか。
それは、911のRR(リアエンジン・リアドライブ)という特殊な駆動方式にあるのだそうです。
たいていの車はFF(フロントエンジン・フロントドライブ)ですよね。
そのため、RRはエンジンの位置も違えば駆動輪も違います。これがポルシェの運転を難しくさせている要因だといわれています。
つまり、普段乗っている車とは感覚が違う、というわけです。
私はFRのトヨタ86に乗っており、後輪駆動の車には慣れていました。
そのおかげかどうかは不明ですが、ポルシェ911に乗っても不自然な感じはなく、すんなり運転できました。
おそらく誰であってもおなじでしょう(つまり問題なく運転できます)。
国産コンパクトカーに乗っている知人も、ポルシェ911を「運転しやすかった」と評価していましたし。
ポルシェは運転しやすかった
運転しにくいどころか、ポルシェ911は非常に完成度が高く、運転しやすい車でした。
ハンドル操作が難しくてクラッシュしそうになることも、制御不能になってガードレールに突っ込むことも、パワーが有り余ってホイールスピンすることもありません。
とても優秀な車です。
不器用な私が「運転が上手になったかも?」と思わず錯覚してしまうほど、ポルシェはたいへん優れた車でしたよ。
どんな道でも運転しやすい
1日レンタルしたポルシェ911で、市街地、山道(峠道)、それから高速道路を計300kmほど走りました。
どんな道路でもよく走ってくれる、というのが感想です。
「ポルシェ911はコーナリングが難しい。癖があり、思ったよりも大回りになりやすい。最悪の場合はコントロールを失ってスピンすることも」
なんて書いてあるウェブサイトを見ましたが、実際はまったく難しくなどありませんでした。
ポルシェ911は抜群の安定感で、クイックにコーナーを駆け抜けて行きます。
もちろん、スピンなんてしません。
私が読んだウェブサイトの筆者は、はたして本当にポルシェを運転したことがあるのかどうか……怪しいものですね(あるいは単に運転が下手なだけか)。
市街地でも山道でも高速道路でも、ポルシェ911はどこを走らせても素晴らしい走行性能を発揮してくれるクルマでした。
ハンドリングは自由自在ですし、ブレーキの効きは驚異的ですし、誰もが気持ち良く運転できることでしょう。
991型は少なくとも問題ありません。
まとめ:ポルシェ911の運転は難しくない
ドライビング講習に通うポルシェオーナーがいると聞き、「ポルシェとはそんなに運転が難しい車なのか」と恐れていました。
ですが、レンタカーとして1日ポルシェ911を借りてみて、杞憂だったことがわかります。
サーキットでスポーツ走行する場合は別として、公道を法定速度内で走る限りではなんら難しいことはありませんし、ごくごくふつうに運転できます。
アクセル操作もしやすく、軽くペダルを踏んだだけでスピードが出すぎてしまうなどという恐ろしいこともありません。
(走行モードはほとんどSPORTモードに設定していましたが)
個人的にはポルシェ911よりも、いたるところを走っている背の高い軽自動車のほうがよほど運転しにくいと感じます。
ポルシェは視界も良好
それからポルシェは視界も良好です。
後方にも死角はほとんどなく、安心して運転できます。おかげで車線変更もスムーズですよ。
シートの高さも調節できるので、身長の低い方であっても運転には問題ないでしょう。
つまり、ポルシェは誰が運転しても楽しめる車というわけです。
ポルシェに興味のある方は、ぜひレンタカーやカーシェアリングを利用して、一度運転してみてはいかがでしょう?
ウインカーとワイパーのレバーが国産車と左右逆なのも、すぐに慣れます。
以上、ポルシェの運転が難しいという噂は本当なのか、でした。