陸上100m走などで短距離の選手が腕時計をつけていることがあります。
レース中に時計を見ることなんてありませんし、腕時計のぶんだけ重くなるのでむしろ邪魔になりそうです。
じゃあいったいどうして?
この記事では「なぜ陸上短距離の選手はレース中も腕時計を外さないのか」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
陸上短距離の選手はレース中も腕時計をしている理由は?
気になったのでネットで調べてみました。あらゆる理由が出てきたので、まとめてご紹介します。
腕時計を外さない理由は1つではなく、それぞれの選手によって異なる可能性もありますね。
レース前まで使用しているから
レース中は見ないものの、レース直前までは時間確認のために必要だから、という理由が考えられます。
レース開始時刻に遅れないようにすることはもちろん、レース前の招集などもあるため、選手はつねに時間を把握していなければなりません。
時刻だけでなく、心拍数や呼吸数などを表示できる腕時計もありますしね。
100mを走りながら現在時刻を確認する選手などいませんが、腕時計を置いておく場所がなかったり、紛失を避けるためにつけたまま走っているのでしょう。
スポンサー契約の関係
スポンサー契約を結んでいるから腕時計を外せないのだ、といった意見もあります。
セイコーがスポンサーだからセイコーの腕時計をつけたままレースに出なければならない、ということですね。
真偽のほどは定かではありませんが、それもあり得る話です。
ただ、選手に腕時計を外して走ってもらい、上位入賞してもらったほうがスポンサー的にメリットがあるような気はしますけど。
外し忘れ
「緊張しすぎて腕時計を外し忘れたのではないか?」
ネット上にはそんな声もありましたね。
つまり、おっちょこちょいである、と。
たぶんちがうでしょうし、そうでないことを願います。
重心バランスを上げるため
腕時計をつけて重心バランスを上半身寄りにし、脚にかかる負荷を軽減し、速く走るためである。
いかにもそれっぽい意見の登場です。
どことなく説得力はありますが、「腕時計がないほうが速くない?」という素朴な疑問は拭えません。
私は高校生のときに陸上部に所属しており、専門は100mでした。
腕時計をつけたまま走る選手はおらず、自分自身もつけて走ろうなどとは考えたこともありませんでした。邪魔なので。
腕振りを速くするため
ちがうとは思いつつ、紹介します。
「腕時計が重りの役割を果たして腕振りスピードが速くなる」という説です。
たぶんちがいます。重くなるぶん遅くなります。推進力なんて得られません。
お洒落のため
ちがうとは思いつつ、紹介します。
「ファッションとしてつけている」という説です。
たぶんちがいます。腕時計をつけて4位になるくらいなら、着けずに1位になったほうがカッコいいです。
もし私なら、邪魔な腕時計ではなく、ネイルとかでお洒落をします。もしお洒落をして100mに出るなら、の話ですが。
「ビキニで競泳に出る」みたいなもんですよね。お洒落のためという線は薄いでしょう。
速いぜアピール
ちがうとは思いつつ、紹介します。
「こんなに不利になるものを身につけていても1位になっちゃうんだぜアピール」じゃないか?という説です。
たぶん、"じゃない"です。
世界陸上で8人中8着だった選手も腕時計つけて走ってましたし。
そんなことをいいだしたら、そのうち長靴を履いて傘を持って100mに出る選手なども現れてしまいます。
まとめ
なんだか大喜利みたいになってしまいましたが、結局のところ、「本人にしかわからない」ということですね。
外し忘れてしまった選手がいたり、スポンサー契約のせいで外せない選手がいたり、お洒落としてつけている選手がいたり、さまざまなのでしょう。
軽量の腕時計
ただなんにせよ、腕時計はすべて軽そうに見えます。
スーツを着たサラリーマンがつけているような、金属ベルトの腕時計をしているスプリンターはいません。
かなり軽量の腕時計なので外す必要がないのかもしれません。
もしも全員が「お洒落のため」などという理由だったら、「陸上なんかやめちまえ」といいたいですけどね。
以上、なぜ陸上短距離の選手はレース中も腕時計をつけているのか、でした。
残念ながら真実は藪の中です。
まぁ腕時計をしたまま寝る人だっていますし、いろんな人がいます。