この記事では作家・羽田圭介の本を読んだ感想をまとめて紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
なお、ネタバレはいっさいありません。
- 『メタモルフォシス』2014年7月出版
- 『スクラップ・アンド・ビルド』2015年8月出版
- 『成功者K』2017年3月出版
- 『5時過ぎランチ』2018年4月出版
- 『ポルシェ太郎』2019年4月出版
- 『羽田圭介、クルマを買う』2019年7月出版
『メタモルフォシス』2014年7月出版
本書はSMクラブに通う男性が主人公の物語です。
ゆえにブログや広告の規制に引っかかってしまうので、あまり詳しく内容をお伝えすることができません(映画ならR-15指定くらい?)。
なかなかエグい描写があったりしますが、個人的には大好きな作品です。
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『メタモルフォシス』
『スクラップ・アンド・ビルド』2015年8月出版
本作は第153回芥川賞を受賞しています。
「早う死んだらよか」が口癖の祖父と孫である主人公との交流を描いた物語です。
といっても、心温まるお話かといえば、そんなことはありません。
主人公は祖父にたいして過剰な介護をし、生命力を削り、「早く死にたい」という祖父の願いを叶えてやろうとするんですね。
身の回りの片付けをしてやる、食器を片付けてやるなど。
なるべく祖父が動かず済むようにして、体力や筋力を奪っていきます。
私は本作を通して「若さ」の素晴らしさを感じました。
若者こそ読むべき作品です。
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『成功者K』2017年3月出版
『成功者K』はその内容がフィクションかノンフィクションかわからないところに面白さがあります。
ゆえに、羽田圭介という人物のことを知っているほど楽しめる作品です。
本人は「6割くらいが事実」だと語っていますが、どれが事実で、どれが創作なのかは判別できません。
「これも事実なのか?」なんて想像しながら読み進めるのが楽しいですね。
主人公はほぼ羽田圭介なので。
羽田圭介のことをあまり知らない方はユーチューブで検索してみてください。
自身のユーチューブチャンネルを開設していますので、いくつか動画を見ればどんな人物かがわかります。
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『成功者K』
『5時過ぎランチ』2018年4月出版
本書には3つの中編物語が収録されています。
それぞれのストーリーに共通しているのは、主人公が多忙で、ランチをとるのが5時過ぎになってしまうこと。
5時過ぎランチは、もはや「昼食を抜いた日の夕食」でいいような気もしますが。
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『5時過ぎランチ』
『ポルシェ太郎』2019年4月出版
『ポルシェ太郎』はタイトルのままで、ポルシェを買った太郎の物語です。
個人的には羽田圭介著『5時過ぎランチ』に収録されている「グリーン・ゾーン」という中編を長編にしたような印象を受けました。
ポルシェという高級車を持つことで得られる充実感や内面の変化は必見です。
本書を読んで私は「車にお金を使うこと」がバカバカしく思え、所有していたスポーツカーを売却しました。
たぶん、『ポルシェ太郎』の影響を日本でもっとも受けたのは私です。
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『ポルシェ太郎』
『羽田圭介、クルマを買う』2019年7月出版
『羽田圭介、クルマを買う』には羽田圭介が試乗を繰りかえし、人生初のマイカーを買うまでの様子が綴られています。
エッセイ集というか試乗記ですね。小説ではありません。
ポルシェのディーラーを訪れたことも書かれていたので、「このときに『ポルシェ太郎』の着想を得たのか?」などと考えたり。
羽田圭介の読者や車が好きな人であれば楽しめるでしょう。
車に関する豆知識なども多く紹介されています。
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