この記事では中谷彰宏著『ファーストクラスに乗る人のノート』を読んだ感想を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
『ファーストクラスに乗る人のノート』の感想
本書を読んでわかるのは、「なぜ中谷彰宏は920冊以上の本を書いてもネタがなくならないのか」ということです。
ノートにまとめた情報や発見が、どのようにして本の執筆に結びつくのかが書かれています。
したがって、多作で知られる著者の秘訣を知りたい方にぴったりです。
もちろん、情報を整理したいと考えている方にとっても役に立ちます。
ファーストクラスに乗る人って誰?
最初はタイトルにある「ファーストクラスに乗る人って誰?」と疑問に思っていました。
「ファーストクラスに乗る人というのはつまりね……」といった説明がどこにもないのです。
だから「お金持ちのことだろう」と推測していたのですが、どうやらファーストクラスに乗る人とは著者本人のことであるようです(明記はされていません)。
つまり『私のノート』というわけ。
ただ、これだと書籍のタイトルとして魅力に欠けるので、自分自身を「ファーストクラスに乗る人」と言い換えたのでしょう。
まぁ、「すごいヤツのノート術だぜ」ということですね。
安くてデカいノート
著者は、情報をノートにまとめるように推奨しています。
メモ用紙に書いたことなどを、最終的に手書きでノートにまとめるのが良いと。
そんなノート選びのポイントとして、安くてデカいノートを選ぶのがおすすめなのだとか。
ノートの値段について
まず値段については、高いノートだとのびのび書けなくなるから、という理由を挙げていました。
これは高級な化粧水といっしょですね。
高い化粧水はケチケチ使ってしまうっていう。
そうではなく、安いノートを買ってガンガン使うことを推奨しています。
形から入るタイプの方はご注意ください。
いきなり高級なモレスキンのノートを買うのは避けるべきです。
ノートのサイズについて
それから著者は、デカいノートを勧めていました。
理由としては「デカいほうが発想が広がるから」とのこと。
デカいノートは持ち運びに不便ですが、そのあたりについてはノータッチ。
ファーストクラスに乗る人は携帯性など気にしないようです。
ノート愛がすごい
本書を読むと、著者のノート愛が感じられます。
というのも、「ノートに名前をつけると愛着が湧く」などと書かれているので。
家族にむかって「おれのポン吉を見なかった?」という具合ですね。
紛失したとき以外に名前を呼ぶシーンなどないように思いますし、名前をつけるほど大事なら紛失するなよ、という話でもあるのですが。
とにもかくにも、ノートに命名するのがいいそうです。
ジョークっぽくなかったので、たぶん本気でそう考えているのだと思います。
そしてノートは金庫に入れておけ、と。
まとめ
著者は手書きでノートを書いているようです。
アナログな方法で情報を管理しているんですね。
私はメモアプリを使って情報の管理しているので、本書に書かれていることで、あまり真似できる内容はありませんでした。
挙げるとすれば「ノートに名前をつけろ」ということくらい。
ですので、メモアプリのEvernoteに「えっちゃん」と名付けました。
なんというか、ファーストクラスに乗れる気がしませんし、ファーストクラスから遠ざかったような気さえします。
ファーストクラスに乗る人のノート 毎日が楽しくなるノートの72の書き方 (きずな出版)
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以上、中谷彰宏著『ファーストクラスに乗る人のノート』を読んだ感想でした。
なお、著者はこの「ファーストクラスに乗る人の〜」という表現を気に入っているようで、シリーズ化されています。