『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』を読んだ感想

この記事ではアーノルド・ベネット著『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』を読んだ感想を書いていきます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』の感想

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『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』はタイムマネジメント系の元祖とも呼べる本です。

著者であるアーノルド・ベネットは多作の作家であり、本書には彼の「時間にたいする意識」が詰めこまれています。

 

「不朽の名作」などと絶賛されているようですが、個人的にはイマイチでした。

 

精神論ばかり

具体的なタイムマネジメント術についてはほとんど書かれていません。

その代わりに、精神論が延々と述べられています。

 

ですので、ふだんから「時間は大事だ」という意識を持っている人にとっては、なんの学びもないでしょう。

既知の内容ばかり書かれているので。

 

なんとなく生きている、時間を貴重だと考えていない、そうした人々が読むべき本です。

 

根拠がない

本書には根拠なき主張が見られました。

 

たとえば、「朝の1時間は夜の2時間に匹敵する」という主張。

肝心の根拠がどこにもありません。

ただ「夜よりも朝がいいのだ!」といわれたところで、納得するのは難しいといえます。

 

いくら著者が偉大な作家であるといえども、「そういうものか」と鵜呑みにするのは危険です。

 

「本を読むだけでなく、自分をしっかり見つめることが必要」という主張も、理由の説明はなされていませんでした。

 

 

帰宅時の電車にて

さらに著者は、自分を見つめるのに最適なのは帰宅時の電車だと説きます。

曰く、一所懸命に稼いだあとは自然と自分を振り返ろうという気になるからだ、とのこと。

 

いや、なりません。

仕事が終わって疲れた状態で「自然と自分を振り返ってみようという気に……」なったことがありません。

 

たいていの会社員が、スマホでゲームをしたり、SNSをチェックしながら帰路についています。

本書が出版された1900年代はそうだったとしても、現代には当てはまらないといえそうです。

 

この世に退屈なものなどない

アーノルド・ベネット氏は「この世に退屈なものなどない」と述べています。

 

が、本書は極めて退屈でした

何ごとにも例外はあります。

 

1日24時間をどう生きるかを考えた結論として、本書を読む必要はないといえそうです。

 

まとめ

個人的にはイマイチでしたが、本書の内容は、響く人にはとことん響くようです。

 

時間についてあまり考えたことのない人や、もっと無駄な時間を減らしたい人にとっては、得るものが大きいのかもしれません。

 

著者は、「読んだ本について45分くらいかけて反芻せよ」と述べています。

45分かけて……、その時間の捻出方法こそ、読者が知りたい内容であると思うのですが。 

 

それとも、朝の23分は夜の46分ということで、勘弁してもらえるのでしょうか。

ちょっとよくわかりませんけど。

 

自分の時間 (単行本)

自分の時間 (単行本)

 

以上、アーノルド・ベネット著『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』を読んだ感想でした。