みなさんは読書をするときにメモを取りますか?
徹底的にメモる人もいれば、いっさいメモを取らない人もいるでしょう。
この記事では「読書のメモは必要か必要でないか」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
読書メモは必要か不要か
読書のメモについては大きく2つの意見があります。
- できるだけメモを取る
- 本当に大事なことは記憶に残る
「メモを取らなければ忘れてしまう」という意見は正しいですし、「メモを取らないと忘れることなど大した情報ではない」という意見もまちがっていません。
つまり、どちらも正論です。
知識人と呼ばれる人でも、かなり膨大なメモを取る人もいれば、メモなんて取らずに読む人もいますよね。
ですので、自分がどちらの考えに近いかによって判断すべきだといえます。
私は「メモを残す派」です。
アウトプットをする場合
読んだ本についてアウトプットをする前提なら、メモを取ったほうが便利です。
ブログで紹介するにしても動画で紹介するにしても、時間が経つと内容を忘れてしまいますからね。
読み始めた瞬間から「忘却 」は始まっているのです。
メモは本の内容や感想を思い出すのをサポートしてくれるので、アウトプットする際にとても役立ちます。
メモを取るデメリット
メモを取るデメリットとしては「時間がかかる」ことが挙げられます。
メモ帳にペンで書くにしても、スマホに入力するにしても、そのつど時間がかかります。
メモを取らない派にとってこうした時間は「無駄」であり、その時間を使ってどんどん読み進めたいと考えます。
もしメモをとってそのまま放置しているとしたら、あまり役立っているとはいえないので、メモをとらずに読んでみるのもいいかもしれません。
本当に大事なことだけ書く
私は「大事だと思ったことだけを書く」スタイルです。
「大事なことなら書かなくても覚えているのでは?」という意見もあるでしょうが、大事だからこそ、記憶に残すために書いて覚えているのです。
学生時代のテスト勉強は、とにかく手を動かして覚えていませんでしたか?
班田収授法、班田収授法、班田収授法、班田収授法、班田収授法、みたいに。
これとおなじ感覚で、大事なことは目で見て覚えて、自分で書いて覚える。
こうやって徹底的に記憶に残るようにしています。
その代わり、些末なことは書きません。
前田裕二さんの『メモの魔力 The Magic of Memos 』という本が話題になりましたが、あんなに書いていたら腱鞘炎になりそうなので。
大事なのは考えること
思うに、情報や知識は考えるための材料に過ぎません。
いちばん大事なのは自分の頭で考えることです。
であれば、メモを取るかどうかはどちらでも良く、きちんと考えてさえいればいいということになります。
ノウハウコレクターや雑学王になりたい人はべつとして、情報や知識を仕入れるだけでは意味がありません。
したがって、なんのためにその本を読むのかを「考えて」、自分にはメモが必要が否かを「考えて」、どうすべきか決定するのがベストです。
まとめ
読書メモにたった1つの正解はないといえます。 メモをとってもいいし、とらなくてもいい。
世の中には「メモ術」のようにメモを推奨する本は山ほどあっても、「メモなんか取るな」とメモを否定する本はほとんどありません。
だから「メモを取らなきゃいけない」ような気がしてしまいますが、そういうわけでもないんですね。
評論家の外山滋比古氏はメモは必要ない派なので、氏の本を読んでみるのも良いでしょう。
「そういう考えもあるのか」と参考になるかと。
以上、読書のメモは必要か不要か、でした。