『幸福実現のためのフランクリン・メソッド』を読んだ感想

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この記事では、ベンジャミン・フランクリン著『幸福実現のためのフランクリン・メソッド』を読んだ感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『幸福実現のためのフランクリン・メソッド』の感想

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著者のベンジャミン・フランクリンは、アメリカ出身の実業家です。

ほかにも彼は科学者、哲学者、教育者、政治家など、多方面でマルチな才能を発揮しました。

一言でいえば、超すごいオッサン

 

そんなベンジャミン・フランクリンが「幸福を実現するためにどうすべきか」を綴ったのが本書です。

おもに以下3つのパートから成り立っています。

  1. 13の習慣
  2. 若き商人への手紙
  3. プア・リチャードの教え 

 

13の習慣

まず「13の習慣」と題した章では、道徳的で完全な人間となるための方法が紹介されていました。 

 

道徳的で完全な人間になるためには、13種類の徳を身につける必要があると著者は考えていたようです。

13の徳とは、たとえば節制や節約、勤勉、正義、純潔、謙譲など。

こうした徳を13個身につければ、めちゃくちゃモラル溢れる人間になれる、というのがフランクリンの主張です。

 

主張はまちがっていないと思いますが、いかんせん堅苦しい

すべてを体得した暁には、まるで聖人君子のような人間になれることでしょう。

 

そうなれたら素晴らしいとは思います。でも、私は遠慮しておきます。

節制、節約、勤勉、正義、純潔、謙譲、云々……って、つまらなそうなので。

 

ちなみにフランクリンも「一気にぜんぶはムリだわ」と思ったらしく、1つずつ実践していったそうです。

まずは節制、つぎに勤勉、みたいな。

それでも途中で挫けてしまい、道徳的で完全な人間とやらにはなれなかったみたいですが……。

 

 

若き商人への手紙

この章では、資本主義の下での成功モデルについて書かれています。

 

まとめると「勤勉と節約が大事だよ」という内容です。

なんとも地味でガッカリしてしまいますが、おそらくこれが真理なのでしょう。

成功するためには、とにかくよく働いて無駄遣いを減らすこと

 

魔法の裏道のようなものが知れると思っていたので残念でした。

現実はそう甘くないようです。

 

あとは、支出と収入の両方を記帳することも勧めていました。

いわゆる家計簿というやつですね。無駄な支出を見つけるのに効果的とのこと。

私はかつて家計簿をつけていたことがありますが、「この時間がいちばんのムダ」だと思ったので、もうつける気はありません。

 

プア・リチャードの教え

最後は「プア・リチャードの教え」です。

本章には、いかにして富を築くかの心得が書かれていました。

 

要約すると、「時間を無駄にするな、勤勉であれ」という内容です。

また出た、勤勉。フランクリンにとって勤勉は重要なキーワードのようです。

勤勉なくして成功も幸福もなし、ということですね。

 

ほかにも「身なりにお金を使うのは無駄」(健康にも幸福にもなれないから)、虚栄心は捨てろ(あってもいいことなどない)など、さまざまな教えが載っています。

多くの分野で成功した彼の言葉には、なんだか説得力がありました。

 

まとめ

本書をひとことでいえば「会社で配られそうな本」です。

すでにもらったような気もします。

 

ひたすら勤勉を勧めてますからね。

本書のとおりに実践していったら、「こういう社員であってほしい」という経営者にとって理想の社員像に近づくことでしょう。

 

贅沢をせず、節制に勤め、よく働き、正しい行いをし、時間を大切にして……いや、フランクリンメソッド、しんどい

 

私は遠慮しておきます。

ワークライフバランスを大切にし、ときには柿の種などの嗜好品を買い、 スーパーで棚の奥からヨーグルトを取るなどの悪業をしたい考えなので。

 

幸福実現のための フランクリン・メソッド

幸福実現のための フランクリン・メソッド

  • 作者: ベンジャミン・フランクリン,ハイブロー武蔵
  • 出版社/メーカー: 総合法令出版
  • 発売日: 2009/04/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以上、ベンジャミン・フランクリン著『幸福実現のためのフランクリン・メソッド』を読んだ感想でした。