この記事では、堀江貴文著『ハッタリの流儀』を読んだ感想をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
『ハッタリの流儀』の感想
「ソーシャル時代の新貨幣である影響力と信用を集める方法」について書かれているのが本書です。
ひとことでいえば、無謀な夢にむかって挑戦しろ、というところでしょうか。
ホリエモンの場合はそれがロケット事業だということですね。
ボケになれ
本書で面白かったのは、「ボケになれ」という著者の指摘です。
いまは一億総評論家時代で、誰もがSNSなどで他人にツッコんでいる。
だからこそ、あえて注目を浴びるボケになれ、というもの。
ユーチューバーなんてまさにボケの代表格ですよね。
大量のスライムを作ったり、コンビニの飲み物をすべて買って混ぜてみたり、「なんだそれ!」っていう。
そんなことばかりやって、注目を集めています。
人々はそこにこぞってツッコミたがる(気の利いたコメントをしてやろう、という魂胆が見え見えのアレ)。
レストランの口コミサイトでも、商品のレビューでも、とにかく人は評価したがっている。
まさに一億総評論家時代ですね。この感想記事もそうですし。
挑戦が人とお金を集める
本書のなかで「ボケ」は「無謀な挑戦」という意味で使われていました。
無謀な挑戦に人とお金が集まるのだ、と。
たとえばホリエモンのロケット事業、イーロン・マスク氏の宇宙開発計画、ユーチューバーのアホみたいな挑戦などなど。
そうした「ワクワクすること」が人々を魅了し、関心とお金が集まる時代だといいます。
だからこそ、ぶっとんだ目標を打ち立てて、それに向かって挑戦する姿を見せろ、つまりボケになれ、っていう。
そういうことならと思い、私も「ブログ収益でフェラーリを買ったる!」という目標を掲げてみました。
いまのところ、人もお金も集まってくる気配はありません。なんでやねん。
親の言葉を鵜呑みにするな?
それから著者は「親の言葉を鵜呑みにするな」と述べています。
なぜなら、親の価値観は30年古いから。
時代遅れってわけですね。
しかしそうなると、私と堀江貴文氏は21歳差であり、本書に書かれている内容も価値観が21年古いことになります。
どうやら、ホリエモンの言葉も鵜呑みにすべきではなさそう。
フェラーリのハッタリをかました時点で「あれ?」とは思っていたんです。
そうなると、カーネギーの教えとか、ナポレオン・ヒルの言葉とか、あのへんも無視しちゃって良さそうですね。
まとめ
本書も相変わらずのホリエモン節が炸裂しています。
根拠のない自信を持てとか、損得を考えずに好きなことをやれとか、常識を捨てろとか、しまいには「宇宙人になったつもりで世界を見ろ」なんて迷言まで飛び出していました。
つまるところ、我々は宇宙人になりきって、損得を考えずにコタツで眠りまくって、「おれはブログ収益でフェラーリを買って初心者マークを貼って走るぞ!」とハッタリをかまして、親のいうことは無視。
こんな感じの人間というか宇宙人になれば、良いそうです。
なにはともあれ、表紙が気持ち悪いと思いました。
※さすが、ツッコむところが満載です。
ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法 (NewsPicks Book)
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2019/07/10
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以上、堀江貴文著『ハッタリの流儀』を読んだ感想でした。