『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んだ感想

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「死」のイメージが頭によぎったこと、あなたにはありますか?

 

この記事では、汐街コナ著『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んだ感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の感想

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本書は、「働きすぎてうっかり自殺しかけてしまった」著者によるコミックエッセイです。

 

働きすぎに警鐘を鳴らし、メンタルがボロボロになる前に休む、もしくは心療内科を受診することを勧めています。

  • 仕事を休みたいけど休めない 
  • 仕事がツラくて辞めたい
  • 仕事が精神的にキツい

そんな人にぴったりの内容です。

 

読むと気持ちが軽くなり、現状を変える勇気を持てるかもしれません。 

精神を病んでまで仕事をする必要などないのです。

著者みたく、働きすぎてうっかり自殺しかけてしまうことのないように。 

 

どんな内容か

過労によってメンタルを病んでしまった著者の体験談が描かれています。

本書はコミックエッセイなので、スラスラと読むことができました。

 

汐街コナ氏はデザイナーとして仕事をしていたそうです。

残業は月に90〜100時間程度で、それでも社内では圧倒的に少なかったのだとか。いわゆるブラック企業に勤めていたわけですね。

 

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しんどかったものの「他のみんなも頑張っているから」という理由で無理をつづけた著者は、電車に飛び込んで死ぬことを考え、実行しそうになります。

 

そうした経験から得た教訓や、仕事を休めないと感じている人へのメッセージなどが詰まった1冊です。

 

心療内科を受けるススメ

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本書で良かったのは、心療内科を訪れる心理的ハードルを下げようとしていた点です。

 

心療内科、精神科と聞いただけで敬遠してしまう人も多いことでしょう。

どこか偏見を持ち、「自分はいたってマトモだ」と考えて受診を拒む。

ですが、我慢していいことなど1つもありません。なるべく早い段階で専門医に相談することが大切です。

 

本書では心療内科の雰囲気や、診察内容などが詳しく描かれています。 

こうしてイメージを持ち、偏見を手放すことで、心療内科や精神科を受診しやすくなるかと思います。

 

 

会社を辞める気になれる

仕事はツラいけど辞められない

そんな思いを抱えて苦しんでいる人に本書はぴったりです。

 

なぜなら、会社を辞める気にさせてくれるから。

たとえばその「辞められない」という感情。ただの思い込みに過ぎません。

誰かが欠けても動きつづけられるのが会社という仕組みだからです。

 

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あなたが欠けて機能しなくなるとしたら、それは会社側の問題であって、あなたには関係のないこと。

そうした気づき、視点を得ることができます。

 

思い込みを捨てれば気持ちが軽くなり、退職や休職への一歩を踏み出せるかもしれません。

まさに「死ぬくらいなら会社辞めれば」なのです。

 

まとめ

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仕事がツラいとしたら、退職や休職といった選択肢があります。

 

とはいえ、精神的に追い詰められ、うつ状態になってしまうと冷静に考えることができません。

だから少しでも異変を感じたら、すぐに対処することが大切なのです。

 

本書では、

  • 理由もなく涙が出たら
  • 朝ベッドから起きれなくなったら

など、具体的な危険のサインが紹介されていました。

 

こうした知識を持ち、「ヤバいかも」と思ったら早めに休む、心療内科を受診するなどの対応が必要ですね。

 

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繰りかえしになりますが、追い詰められてうつ状態になると「死ぬ」ことばかりを考えてしまうようになるので(それがうつ病の特徴)。

 

会社は責任をとってくれません。自分のことは自分で管理する必要があります。

そんな意識を持つうえで、本書はとても有意義だと感じました。

「気楽に生きる方法」も紹介されていますし。

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

 

以上、 汐街コナ著『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んだ感想でした。