うつは薬では治らない。
それが著者の考え方です。
この記事では、宮島賢也著『医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣』の感想
著者はうつに7年間苦しんだといいます。
自身の経験からわかったのは、「うつは薬では治らない」ということ。
物事には原因があるから結果がある。
それなら、「うつになった原因」を変えなければダメなのではないか。
そこで著者は考え方や食事を変え、うつを克服したのだそう。
本書にはその詳しい方法が書かれていました。
うつになる人は「うつになる考え方」をしている?
原因があるから結果がある。
うつになる人はうつになる考え方をしているといいます。
では「うつになる考え方」とはどんなものか。
端的にいえば、責任感が強くてマジメであること、です。
しっかりやらなきゃ、もっと頑張らないと、失敗したらどうしよう、できないのは努力が足りないせい、など。
そうやって精神的に自分を追い込んでしまったがゆえに、うつになってしまうのだと(あくまで一因です。これがすべてではありません)。
いい加減でもいいんだ。
そう思えることで、今よりもラクな気分になれるかもしれません。
考え方を変えていかなければ、いくら薬を飲んで気分が落ち着いたとしても、またうつが再発する危険性があるといいます。
考え方を変える
本書には、考え方を変えるためのヒントが詰まっていました。
それらのアドバイスは「ありのままの自分でいいんだよ」という一点に集約できるのかもしれません。
というのも、自己肯定感が弱い人はうつになりやすいのだそう。
きちんとできているのに「これではダメだ」と考えてしまったり。
とにかく自分に自信がない。
だから、まずは自分に自信を持つことです。
あなたは自分に自信がありますか?
自信を持つのに、トンデモナイ偉業を成し遂げる必要はありません。ただ考え方を変えるだけでいいのです。
もっと自分を好きになれば、もっと生きるのがラクになるでしょう。
その方法は一つではなく複数あるので、ぜひ本書を読んで参考にしてみてください。
タイトルのとおり「20の習慣」が紹介されています。
まとめ
著者は「ほとんどの精神科医の治療は薬を処方するだけ」だと指摘します。
もしあなたが心療内科や精神科に通っていて、事実、薬の処方がメインなのだとしたら、考え方を変えるのはあなた自身にしかできません。
「調子はどうですか?良くありませんか。それでは、2週間分の薬を出しておきますね」
こうした"治療"では考え方が変わることもなければ、自己肯定感が高まることもないでしょう。
他人の目を気にせず、自分の気持ちにしたがって行動する。
できる、できないで評価しない。できない自分も認めてあげる。
そうしたマインドの変化で、いまより人生がラクなものに生まれ変わるのかもしれません。
医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣 (中経の文庫)
- 作者: 宮島賢也
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/09/26
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以上、宮島賢也著『医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣』を読んだ感想でした。