あなたは筋トレをする際に「どこの筋肉を鍛えているか」を明確にイメージできていますか?
この記事では、『筋トレのための人体解剖図』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『筋トレのための人体解剖図』の感想
筋トレを効果的に行うコツは「鍛えている部位を意識すること」だといいます。
部位を意識していれば、トレーニングが効いているかどうか判断できますよね。
もし鍛えたい筋肉"ではない"部分に効いてる際には、微調整が必要です。
鍛えたい部位を意識していなかったら「スクワットをすること」が目的になってしまい、効率的に筋肉をつけることができません。
そんな本末転倒な事態を避けるのに役立つのが本書です。
本書は人体模型のような(グロテスクな)図を用いて、それぞれの筋トレがどの筋肉に作用するかを示しています。
おかげで私は「腕立て伏せはここの筋肉を意識しながら行えばいいんだな」など明確なイメージを掴むことができました。
筋トレにおいて本書が果たす役割
これを読めば、腕立て伏せやスクワット、腹筋運動などの筋トレをする際に、「どこの筋肉を鍛えているのか」が明確になります。
「べつにそんなの知らなくてもいい」と思うかもしれません。が、これはかなり重要です。
腕立て伏せをするのは、腕の筋肉を鍛えたいからですよね。腕立て伏せという動作がしたくてまたらないから、ではありません。
鍛えたい部位を明確にイメージできる
鍛えている部位を認識せずに、強化したい筋肉が曖昧なままトレーニングを続けていても思うような効果は得られないでしょう。
それはまるで「道を知らずにタクシーに乗る」ようなもの。
目的地までの道が分からなくても、タクシーに乗れば行きたい場所には到着できます。
しかし、運転手が(文字通りの意味で)遠回りをしていることには気付けません。
目的地まで遠回りされてしまったら、あなたは時間とお金をムダにしてしまいます。
『筋トレのための人体解剖図』は、筋トレで遠回りしないための地図のようなものですね。
もしおかしな方向へ進んでいたら(トレーニングが意図しない部位に効いていたら)、「なにかヘンだ」と気づき、軌道修正できます。
つまり筋トレに費やす時間と労力をムダにせずに済むわけです。
まとめ
筋トレに関する本が(世の中には)たくさんあるなかで、本書は「筋肉をダイレクトに見れる」点で他と異なっています。
筋トレ本といえば、載っているのはたいていは筋トレをしている人の写真か、イラストですよね。
なかなか「筋肉そのもの」が可視化されていることはありません。
が、本書は「筋肉そのもの」がメインです。
人体模型みたいなCGイラストを用いて、筋肉の仕組みなどを解説しています。
ダンベルを使った筋トレは「腕にだけ」効いてると思っていましたが、あれって意外と広範囲にわたって効いているんですね。
知りませんでした。
今後はもっと明確に「鍛えている場所」を意識してトレーニングに励めそうです。
得てして参考になる良い本でしたが、夜遅くには読まないほうがいいかもしれません。
たぶんあの人体模型みたいなヤツに夢で追いかけられます。
以上、『筋トレのための人体解剖図』を読んだ感想でした。
やみくもにダンベルを上下させてもただ疲れるだけです。ここはひとつ、知識を使って頭脳プレーでいきましょう。