気が散るものだらけの世界で。『大事なことに集中する』を読んだ感想

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ネットやSNSの発達がもたらしたのは"気が散りやすい環境"です。

私たちは1つのことに深く集中し、長時間にわたって取り組むのが困難になっています。

 

誰かからのメッセージに気を取られたり、つい新着ニュースを確認してしまったりなど。

そんな時代だからこそ、深く集中できる人間だけが成功できるといいます。

 

この記事では、カル・ニューポート著『大事なことに集中する』を読んだ感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『大事なことに集中する』の感想

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著者は、デープ・ワークとシャロー・ワークという2つの言葉を用いています。

  • ディープ・ワーク:注意散漫のない集中した状態で仕事をすること
  • シャロー・ワーク:注意散漫な状態で行われる。思考力を必要としない。あまり価値を生まない

 

成功するためにはディープ・ワークが欠かせないといいます。

なぜならディープ・ワークによって複雑なことを素早く身につけ有用なものを作り出せるから。

 

でも、世の中はどんどんディープ・ワークから遠ざかっており、意識している人間だけしかディープ・ワークができていない。

だからディープ・ワークを覚えて、抜きん出よう。成功しよう。

 

これが本書の概要です。

なお、これからの時代はディープ・ワークを仕事の中心にする少数だけが成功するのだとか。 

 

それだけでなく、ディープ・ワークがフロー状態をもたらし、フローが幸福感を生み出すといいます。

つまりディープ・ワークを実践すれば幸福にもなれるわけですね。

 

"成功する少数"に入る方法

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成功する少数に入るため、つまりディープ・ワークを身につけるための具体的な方法についても紹介されていました。

 

なぜディープ・ワークが大事なのかを知り、どうすれば実践できるのかを知る。

そんな構成です。

 

 

ソーシャルメディアの使用を30日間やめる

ディープ・ワーク実践のために著者が推奨しているのが「SNSの使用をやめること」です。

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FacebookやTwitter、Instagramを30日間だけ使わずに生活してみよう、と。

それで30日経ったら振り返り、本当にそれらが必要かどうかを判断するといいのだとか。

 

私はほとんどSNSを使っていない孤独な人間ので、難なくクリアできました。

あなたも「連絡が取りにくい人」になってみては?

 

ホテルに缶詰になる

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仕事に集中するために、ホテルなどに籠るのも良いそうです。

 

森に隠れ家を作って定期的に閉じこもったユング、「考える週」を設けて引きこもるビル・ゲイツなどを例に挙げ、著者は"ひとりで静かな空間に閉じこもる重要性"を強調していました。 

  

www.shortshortshort.jp

集中できる環境については、こちらの記事も参考になります。 

著者はホテルを推奨していました。「ホテルは高い」と感じる方におすすめです。 

 

大事なのは集中する習慣

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なんにせよ大切なのは、深く集中する習慣だといいます。

 

ネットやSNSが発達した世界はどんどんディープ・ワークが困難になり、ディープ・ワークの希少性はどんどん高まっています。

 

何かをマスターするのに手間取っていたら、テクノロジーの進化に遅れを取ってしまう。 

あなたがありふれたものしか作れなければ、消費者はネットでもっと良いものを見つけてしまう。

 

だからこそディープ・ワークが欠かせないのだそう。

もっとも重要な目的に絞って、集中的に取り組んでいきたいものです。

 

まとめ

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世の中には気が散るものが多いから注意すること。

本当にその通りだと思います。

 

スマホでニュースをチェックして、気付いたら10分経っているなんてことも珍しくありません。

ニュースサイトはつねに更新されており、いつでも新着情報で迎えてくれます。

だから頻繁にアクセスしてしまったり。

 

あなたもネットやSNSに気を取られていませんか?

もし価値あるものを生み出したい、仕事によって幸福感を得たいと願うなら、ディープ・ワークを意識してみるのが良いかもしれません。

 

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

  • 作者:カル・ニューポート
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/12/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

以上、カル・ニューポート著『大事なことに集中する』を読んだ感想でした。

 

当ブログも毎日複数回にわたり更新していますが、いくら面白いとはいえ、あまり頻繁にチェックしすぎないことをおすすめします。