組織に縛られない生き方に魅力を感じるため、本書を手にとってみました。
あなたは会社員にうんざりしていませんか?
この記事では、原正紀著『独活のススメ 独立・起業・副業を考え始めたら読む本』の感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『独活のススメ 独立・起業・副業を考え始めたら読む本』の感想
雇われない生き方としては
- 起業
- フリーランス
のいずれかが考えられます。
それぞれのメリットや注意点、ビジネスを成功させるためのコツなどについて書かれているのが本書です。
(フリーランスを経て起業した著者は、双方を経験しているそうです)
なお、著者は「誰もが独立について考えておくべき」だと述べていました。
人生は定年後も(わりと長く)つづいていくから、組織を離れてからの生き方として独立を視野に入れておいたほうがいい、と。
65歳や70歳になってからフリーランスや独立について考えるなら、若いうちから考えておいたほうが良いのかもしれません。
そうすれば、独立に向けてそれなりの準備もできますし。
独立に欠かせない3つのもの
著者は独立に欠かせない要素を3つ挙げていました。
- マインド(意思)
- スキル(能力、思考力)
- アクション(行動力)
このうちマインド(独立の意思)さえあれば、残りの2つは自ずとついてくるそうです。
つまり、やる気が大事ってことですね。
「独立して一旗揚げてやる!」ってな気概があれば、まぁどうにかなるだろうと。
ここにマインドだけはじゅうぶんな男がいますが、残り2つの要素がついてくる気配はまだありません。
どうやらスキルとアクションは、"大幅に遅延するケース"があるようです。
「こんなはずでは!」開業前の予想と違ったこと
本書のなかでとくに興味深かったのが、独立した人たちがぶつかった予想とのギャップです。
すべてのものごとが開業前の想定どおりに運ぶわけではありませんよね。
実際にビジネスを始めてみると、たくさんの"想定外"が起こります。
- 思ったより需要が少ない
- 思ったより客単価が低い
- 思ったより競争相手が多い
- 思ったより商圏が狭い
これらはすべて独立開業をした人たちにとったアンケート結果だそうです。
我々が独立する際にはぜひ参考にしたいところですね。
思ったより競争相手が多い……これはちょっとリサーチすればわかりそうな気もしますが。
フリーランスのリスクは健康面
もしフリーランスになるとしたら(あるいは個店を開業するとしたら)、金銭面よりも健康面のリスクのほうが大きいと著者はいいます。
もし体調を崩して働けなくなったら、事業がストップしてしまうからです。
病弱だったりメンタルが弱かったりすると、フリーランスとして稼ぎつづけるのはしんどいのかもしれません。
健康って大事ですね。
あなたはなにか健康のためにしていることはありますか?
私は気休め程度にダンベルを上げ下げしたり、気休め程度に青汁を飲んだりしています。
まとめ
本書の前半はおもにフリーランスや個店について、後半は起業について書かれていました。
SNSなどのネットが発達した現代において、独立の成功確率は高まっていると著者はいいます。
それは、インターネットを介して個人同士が繋がり合っているから。
ネットを使えば個人でかんたんに繋がれるので、仕事を受けやすい、事業がしやすいというわけです。
かくいう私もこのブログを通して「ウチで記事を書きませんか?」と声をかけていただいたことがあります(先方のメディアで数本の記事を書きました)。
現代において独立は、「個人が選ぶべきキャリア選択の1つの有力な道」なのだそう。
ぜひあなたも独活を始めてみませんか?
以上、原正紀著『独活のススメ 独立・起業・副業を考え始めたら読む本』の感想でした。
私は引きつづきスキルとアクションの到着を待ちます。マインドだけはじゅうぶんなのですが。