これは、ブログで月500万円を稼いだ人間が、
- どのように月500万円に達したのか
- 500万円の内訳はどうなっているか
を綴った本です。
他人の収入ってつい気になってしまいますよね。
この記事では、イケダハヤト著『ブログで月500万円稼げるようになるまでの全記録。』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ブログで月500万円稼げるようになるまでの全記録。』の感想
本書を読めば、ブロガーのイケダハヤトが、ブログによって月500万円を稼ぐまでの道筋を知ることができます。
まず断っておくと、本書から得られる学びは1つもありません。
なにも期待しないほうがいいでしょう。
「ブログで月500万円稼ぐコツ」はわかりませんが、「500万円の内訳」ならわかります。
「イケダハヤトの収入を知る」だけ
つまり本書は、 ただただイケダハヤトというブロガーの収入をチェックするだけの読み物です。
ゆえに「お金を払う価値のある情報なのか」はわかりません。
あなたが知人に収入を聞いた際、相手に「金を払ってくれたら教えてやるよ」といわれたらどうしますか?
そこであなたが「お金を払ってもいいから知りたい」と感じるタイプなら、本書を読んでも損はしないかと思います。
なお、本書は彼がブログで公開していた運営報告をまとめたものです。
本書の作成にともない、ブログの運営報告はすべて削除したそうです。
有料サロンとnoteで荒稼ぎ
著者は2016年2月に521万円の売り上げを達成しています。
年収ではなく月収500万円というのは、相当な額ですよね。
スーパーでいちばん安い牛乳を買わなくて済みますし、ネットショッピングで「送料がかかるならやめよう」ともなりません。
が、内訳を見てガッカリ。
なぜなら500万円のうち400万円が、有料サロンとnoteによってもたらされたものだったからです。
つまり信者ビジネスによる収入
ブロガーなら広告収入とか、せめてアフィリエイト収入であって欲しかったのですが。
まさかの有料サロンとnoteです。ブログ関係なくなっちゃってます。
ファンビジネスというか、信者ビジネスというか、そういうビジネスで得た月収500万円だったとは、なんだか残念です。
ブログで稼ぐのではなく、「稼ぐ方法を売って稼いでいる」わけです。
いわゆるツルハシビジネス。
ツルハシビジネスが良い悪いという話ではありません。
ただ、『ブログで月500万円稼げるようになるまでの全記録。』 というタイトルに、少し問題があると思うのです。
たとえばそうですね、『信者ビジネスで月500万円を荒稼ぎするようになるまでの全記録。ガハハハハ』とか。
あるいは『笑いが止まんねぇぜ。誰か笑いを止めてくれ!』とか。
そんなタイトルでこの内容なら、私は大満足です。
まとめ
著者は当初、収益化せずにブログを書いていたそうです。
運営開始から3年目にして、ようやく収益化に踏み出します。
初月に得た収入は4万円。
物語はそこからスタートし、なんやかんやで、月500万円を突破するところで幕を閉じます。
先述のとおり、それが2016年2月の出来事です。
それ以降の収益ですか?
心配いりません。しっかりちゃっかりと有料noteで公開しています。
もし本書に興味がある方は、なにかを学ぶことを期待せず、ただただ野次馬になった気持ちで読むことをおすすめします。
以上、 イケダハヤト著『ブログで月500万円稼げるようになるまでの全記録。』を読んだ感想でした。
……収入を公開して収入を得る。
いったいそこにはどんな付加価値があるのか。