目標は、30歳までに1000万円貯めること。
そんな女性の生活を覗いてみたくありませんか?
この記事では、『貯まる女子の毎日の習慣』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『貯まる女子の毎日の習慣』感想
本書は日経WOMANの記事を抜粋、加筆、修正したものです。
これを読めば、お金を貯めている女子たちの、
- 収支バランス
- 支出の内訳
- 節約のコツ
- 投資の状況
などを知ることができます。
タイトルには女子とありますが、男性が読んでもじゅうぶん参考になります。
なかなか人の家計を知る機会はないので、楽しく読めました。
貯金にストイック過ぎる
率直な感想は、「怖い」です。
もちろん心霊写真が載っていたわけではありません。
怖いのは、貯めている女子たちのストイックさです。
服や食材にかけるお金を徹底的にカットしたり、テレビとテーブルだけの独房のような部屋で生活していたり。
とにかく圧倒されます。
なんというか、読んでいると"プロアスリートの生活を見せつけられたアマチュア"みたいな気分になるんですよね。
「まだまだ甘かったんだな」っていう。
こんなことをいうのは失礼かもしれませんが、妻がこの本に出てくるような女性でなくて良かった、と思った次第です。
とてもついていけれません。
投資をしている女子
本書にはいろんな貯金女子が登場します。
なかには投資でお金を増やしている女子もいました。
「なににどれくらいのお金を投資しているのか」も紹介されているので、節約だけでなく投資にも興味があれば嬉しい情報かと思います。
投資を考えたことがない人は、これが始めるきっかけになるかもしれません。
ただし投資は損をするリスクがあるのでどうか慎重に。
幸せついて考えるきっかけになる
本書に出てくる女子たちは、みなさんストイックです。
おそらく、お金を貯めることに何よりの悦びを覚えています。
ただ自分はどうかというと、さすがに「貯金がすべて」とまでは思えません。
- 毎日チョコレートを食べたい
- 映画館で映画を観たい
- たくさんの本を読みたい
- スポーツカーに乗りたい
- 競馬やりたい
お金を使う幸せはけっして無視できないと思うんです。
と、本書を読めばこのように自分の価値観を確かめることができますよ。
極端な貯金思考に触れることで、「じゃあ自分はどうなんだ」と。
もちろん貯金も大切です。問題なのは"程度"。
お金を貯めたほうが幸せになれるならそれでよし。ジャンジャン使ったほうが幸せを感じるならそれでよし。
ところで、あなたは?
まとめ
女子たち十数名の家計や工夫について知ることができました。
載っている写真やグラフがすべてカラーで読みやすいのもグッドです。
ぜひあなたも預金のプロたちの努力を知り、ワザを盗んでみませんか?
そういえば、本書で一点だけどうしても気になることがありました。
「定年女子」というフレーズです。
これは定年退職した女性のことを指しています。
なぜ女性ではなく女子にこだわるのか。
定年女子というフレーズは成立しているのか。
まるで「ミカンのアップルパイ」みたいな、そんな違和感を覚えました。
以上、『貯まる女子の毎日の習慣』を読んだ感想でした。
定年を迎えている女子のみなさんも、迎えていない女子のみなさんも、それから男子のみなさんも、ぜひ読んでみては?
貯金していなかったことを後悔するシチュエーションについて、当サイトにはこんな記事があります。