もし日記を書くだけで今よりも健康になれるとしたら、あなたは日記を書きますか?
この記事では、精神科医・最上悠著『日記を書くと血圧が下がる 心と体が健康になる「感情日記」のつけ方』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『日記を書くと血圧が下がる 心と体が健康になる「感情日記」のつけ方』の要約と感想
まずは本書の要約から。
著者が「感情日記」と呼ぶライティング療法について解説したもの。
感情日記は血圧だけではなく、腰痛や不眠症改善にも効果的。
感情日記を書く頻度、時間帯、内容、何に書くかなども細かく説明されている。
以上がおもな内容です。
私はもともと日記をつけていました。
本書を読んでからは、以前よりも「感情」を意識して書いてみています。
健康体なので、とくに変化はありませんが。
自分の感情に向き合う
なぜ感情日記を書くといいのでしょう?
それは、日記を書くことで、心の奥底にある感情に触れられるからだといいます。
日記に書いて、抑えていた感情を解放する。
精神的ストレスが和らぐ。
自律神経系、内分泌系、免疫系のバランスが整う。
病気、体調不良が改善する。
こんな流れです。
感情日記を書くと、まるでドミノ倒しのようにポジティブな連鎖が起こるわけですね。
日記を欠かさずにつけている私の経験からいっても、その通りだと思います。
もちろん、「免疫系のバランスが絶好調だ」なんて実感はありません。
ありませんが、ネガティブな感情を吐き出すことで、気分がスッキリするんですよね。
現代人に必要なのは1人1台のスマホではなく、1人1冊の日記帳なのかもしれません。
日記研究では「ネガティブな感情」に注目
日記研究においては、ネガティブな感情に注目しているといいます。
なぜなら、私たちはポジティブな感情よりも、ネガティブな感情を多く抱いているから。
いわれてみれば、たしかにその通りです。
1日の感情を集計したら、負の感情のほうが圧倒的に多いでしょう。
- まだ寝ていたいのになぁ
- 会社行きたくないなぁ
- 朝食の準備面倒だなぁ
- 会社行きたくないなぁ
- 雨かよ
- 会社行きたくないなぁ
このようにネガティブな感情で溢れています。
だからこそ、
- 不安
- 恐れ
- 怒り
- 悲しみ
- 寂しさ
- 羞恥心
- 罪悪感
- 嫉妬心
- 劣等感
- 虚しさ
こうした負の感情を日記に書き出し、向き合い、浄化させてやる必要があるのです。
ネガティブなことばかり考えていたら、ストレスが溜まって自律神経系が乱れ、不調が出るのは当然です。
まとめ
本書には「日記」を「健康」と結びつけたライティング療法について書かれています。
本当に血圧が下がるのか、腰痛が治るのか、不眠症が改善するのか、それはわかりません(私はどれにも該当しないので)。
ただ、感情日記を書くことで気分がスッキリするのは確かです。
寝る前のスマホいじりをやめて、10分だけ感情日記を書く時間に充ててみませんか?
ストレスはこまめに対処するのが肝心です。
週末にスパで一気に発散するのではなく。
以上、精神科医・最上悠著『日記を書くと血圧が下がる 心と体が健康になる「感情日記」のつけ方』の要約と感想でした。
日記が面倒なら、チョコを食べてみては?