著者は31日間インターネット断ちをしてみたそうです。
私にはムリですが、あなたにはできますか?
この記事では、クリスティーナ・クルック著『スマホをやめたら生まれ変わった』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『スマホをやめたら生まれ変わった』の要約と感想
まずは本書の要約から。
31日間インターネット断ちをした著者の体験をもとに書かれている。
ウェブサイトやアプリは、私たちから熟考する力を奪う。我慢して待つ能力を奪う。
スマホをやめる、もしくは使用を制限することで、私たちはより幸福を感じられるようになる。
以上がおもな内容です。
もし1日中お酒を飲んでいる男性がいたら、誰かが「そんなに飲むのはやめなよ」とアドバイスするでしょう。
ただしお酒がスマホになると、誰も忠告してくれないんですね。
本書はスマホが持つ「ネガティブな側面」について教えてくれます。
誰もアドバイスしてくれないなら、スマホの弊害について、自ら学ぶしかありません。
そう思いませんか?
待つ能力が衰えている
著者は31日間のインターネット断ち生活を通じて、いくつもの気づきを得たそうです。
たとえば、「私たちは待てなくなっている」とか。
テクノロジーの発達により、物事はどんどんラクに、どんどん速くなっています。
いっぽうで、私たちの「我慢して待つ能力」はどんどん衰退しているんですね。
本当にそのとおりです。たとえばこのブログ。
記事を開くのに数秒かかると、ユーザーがアクセスを断念してしまうんですよね。
「遅い。待ってられない」というわけです。
「物事には時間がかかるのを忘れている」
著者はそう指摘しています。
レストランで料理が提供されるのも。
エレベーターがやってくるのも。
ブログ記事にアクセスするのも。
いずれも時間がかかることを、私たちは思い出すべきなのかもしれません。
3つ目はとくに。
情報が多すぎてガラクタだらけ
現代は情報が多く、ガラクタだらけになっているといいます。
情報、たしかに多いですよね。
YouTubeにアップロードされている膨大な数の動画は、見る価値のないガラクタばかりです。
アスレチックで遊んでみた。
モーニングルーチン。
金と女の集まる話し方。
知るか知るか知るか。
誰かが30分近くゴミ箱の中を覗いていたら、どう思いますか?
「あの人は何をしてるんだろう。なんて無意味なことを」
そう感じますよね。
インターネットに漂うガラクタを眺めているのもいっしょです。
ただ、悪臭がするかどうかの違いだけで。
幸か不幸かネットのガラクタからは腐敗臭がしないため、それがゴミであることに気づきにくいのかもしれません。
この記事からも腐乱臭がしています。
まとめ
日本を客観的に見ようと思ったら、海外へ出るのがイチバンです。
「日本のココがおかしいな」と気づけます。
スマホ漬けの毎日もおなじかもしれません。
つべこべ言わず、いったんやめてみる。
著者のように31日間が難しければ、まずは1日だけでも。
私は半日だけインターネット断ちにチャレンジしてみました。
半日では、なにも起こりませんでした。
ちなみに著者は、手紙を書く、万年筆を使うなど古典的な習慣をおすすめしています。
あなたは手書き、していますか?
以上、クリスティーナ・クルック著『スマホをやめたら生まれ変わった』の要約と感想でした。