身軽な暮らしを提案している本です。
この記事では、飯島彩香著『スマホひとつで暮らしたい』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『スマホひとつで暮らしたい』の要約と感想
まずは本書の要約から。
著者はミニマリスト。
「スマホとカード1枚があればどこへ行っても不自由しない」とし、生活のあらゆる無駄を省いている。
リビングにモノを置かない。バスタオルは不要。靴下はおなじデザインで揃えるなど、身軽に生きる術を紹介。
以上がおもな内容です。
なお、身軽に暮らすメリットは、余裕が生まれることだといいます。
あなたは生活に余裕を感じていますか?
身軽に暮らすための方法
ミニマリストを自称する著者は、なるべくモノを持たないようにしているそうです。
たとえばリビングには、テーブルとソファ、テレビしかない。
理由は、モノが少ないと掃除がラクだから。
バスタオルは必要ない。フェイスタオルがあればじゅうぶん。
同感です。
あとは、キッチンには何も置かない。
油で汚れやすいから、など。
具体的に書かれていて参考になりました。
本書はモノの整理だけでなく、お金の管理(手間の省略)や調理の時短術などについても載っています。
つまり著者のマネをすれば、モノが減り、余計な手間も減り、代わりに自由時間が増えるわけです。
著者が減らせていないのは「自己顕示欲」?
身軽に暮らすための指南書としてはじゅうぶんな内容でした。
誰でもマネができて、効果のありそうなアドバイスが盛りだくさん。不満はありません。
ただ、1つだけ気になったのが、著者の"幸せアピール"とでもいうべき言動です。
- しばしば出てくる夫のエピソード
- 夫の所持品の写真
- 夫と手を繋いで地平線を眺める写真
などなど。
著者が世の中に知らせたかったのはコッチなんじゃないかと思ってしまうんですよね。
私のストイックなミニマリズムに共鳴して、いっしょに実践してくれる素敵な旦那がいて幸せなの。ほら、見て見て、みたいな。
彼女はリビングからモノを減らし、クローゼットから服を減らしたそうです。
そんな著者をもってしても、自身に巣食う自己顕示欲はミニマリズムできていないのかもしれません。
モノは簡単に捨てられる。
でも、自己顕示欲は捨てられない。
自己顕示欲とはなんて恐ろしいのだろう。
そう思った次第です。
自分ではさりげなく溶け込ませたつもりでも、他者は「自慢話」に敏感です。
私も、あなたも、気をつけましょうね。
まとめ
本書には、身軽に暮らすためのテクニックやコツが満載でした。
モノを減らし、片付いた部屋で生活していれば、心にも余裕が生まれるでしょう。
ホテルでリラックスできる、あの感覚です。
余計なモノがないと気持ち良いですよね。
部屋をスッキリ見せるためには、「コードを隠す」のが良いのだそう。
なるほど。参考になります。
ホストのローランドは「コードをいっさい見せない部屋」に住んでいます。
動画で見て、スタイリッシュだと感じました。
コードを隠すためには、コード収納ボックスを使うと良いそうです。
こんなアイテムですね。
本書は片付けの心得だけでなく、飯島氏の幸せっぷりまで知れてしまうおトクな1冊です。
以上、飯島彩香著『スマホひとつで暮らしたい』の要約と感想でした。