筋トレ、日記、デンタルフロスなど。
なにか習慣にしたいことはありませんか?
この記事では、佐々木典士著『ぼくたちは習慣で、できている。』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ぼくたちは習慣で、できている。』の要約と感想
まずは本書の要約から。
習慣とはほとんど考えずにする行動のこと。
何事にも、習慣化するためのコツがある。
習慣にしたい物事は、距離と時間、手順、心理のハードルを下げるのが良い。
どうすれば意思の力に頼ることなく実践できるのかを紹介する。
以上がおもな内容です。
私は「床の拭き掃除」を習慣にしたいと思い、読んでみました。
本書の考え方を参考にし、床掃除を毎日欠かさずに行えています(つまり効果がありました)。
断ちたい習慣にも使える
ところで、あなたには「やめたい習慣」がありますか?
- 飲酒
- おやつ
- タバコ
- 自分へのご褒美
などなど。
本書の内容は「悪い習慣をやめたいとき」にも使えます。
なにかをやめるなら、完全にやめるのが良いそうです。
たとえば飲酒。
中途半端に規制していると、
- 飲み会のときだけはアルコールOK
- 金曜日の夜だけは飲んでもいい
など、例外が際限なく増えてしまうといいます。
結果として、飲酒はやめられません。
そうではなく、「どんなときも絶対に飲酒はしない」と決めてしまう。
例外は作らない。
これが悪しき習慣を断つときのポイントなのだとか。
毎日やるほうが簡単
床掃除を行うとします。
- 毎日やる
- 週に3回だけやる
どっちがラクだと思いますか?
答えは「毎日やる」だそうです。
なぜなら、そのほうがシンプルだから。
週に3回だけと決めた場合、「今日は床掃除をやる日だっけ?」などと考える必要が出てきます。
それから、「今日はサボって明日丁寧にやればいいや」などと例外を作って逃げやすくなってしまう。
これは筋トレにも、デンタルフロスにもいえます。
週に3回や2日おきなどとせず、習慣にしたいなら「毎日」にしてしまう。
そのほうが(意外にも)ラクです。
やる気は、「やる前には出ない」という事実
面白かったのが、「やる気は、やる前には出ない」という指摘。
何事も、始めるのが億劫ではありませんか?
「皿洗い面倒だなぁ」などと考えたり。
それで「どうすればやる気が出るんだろう?」と考えるわけですが、その答えは1つ。
やること、だそうです。
勉強なら、イスに座って問題集を開くこと。
筋トレなら、ダンベルを持ち上げること。
つまり、私たちが思っているのとは順番が逆なんですね。
- やる気が出る
- 取り掛かる
ではなく、
- 取り掛かる
- やる気が出る
というわけです。
この仕組みを理解せずに「やる気が出る」のを待っていたら、いつまでも開始できません。
むしろ、やる気を出すために手をつけるのが正解です。
取り掛かるからやる気が出るという仕組みは、食事をするから便が出るメカニズムに似ていますね。
品のない喩えで恐縮ですが。
まとめ
習慣は重要です。
- 毎日の筋トレ
- 毎日のデンタルフロス
- 毎日の青汁
- 毎日の「愛してる」
小さな習慣の積み重ねが、長期的には大きな差になります。
健康でいられたり、夫婦円満でいられたり。
習慣は侮れません。
あなたはどんな習慣を持っていますか?
悪しき習慣とお別れし、新しい習慣を取り入れてみませんか?
以上、佐々木典士著『ぼくたちは習慣で、できている。』の要約と感想でした。
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