親子で「働く理由」を考える本『大人はどうして働くの?』の要約と感想

f:id:MORIKO:20200225150447p:plain

「大人はどうして働くのか」

子どもに説明できますか?

 

「生活するためにお金を稼ぐ必要があるから」

これは事実です。

でも理由がこれだけしかなかったら、子どもはどう感じるでしょう?

 

この記事では、宮本恵理子著『大人はどうして働くの?』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『大人はどうして働くの?』の要約と感想

f:id:MORIKO:20200226152432p:plain

まずは本書の要約から。

 

7人の識者が働く理由について述べている。

前半は子ども向け、後半は大人向けの内容。

 

なぜ働くのか。お金さえ手に入ればいいのか。

働くことの意味や価値を親子で考える機会を与えてくれる一冊。

 

以上がおもな内容です。

7人の識者は以下の通りです。

  1. 天野篤
  2. 有川浩
  3. 池上彰
  4. 坂本フジヱ
  5. 浜矩子
  6. 樋口泰行
  7. 三浦しをん

医師、小説家、ジャーナリストなど、さまざまな分野で活躍する人物が「働くこと」について述べています。

 

子ども向け・大人向けパートがある

f:id:MORIKO:20200226150616p:plain

本書は2部に分かれています

前半は子ども向け、後半は大人向け。

 

7人の識者たちが、子どもに向けたメッセージと大人に向けたメッセージをそれぞれ書いています。

 

子どもを対象としている前半パートは、文章が易しく、文字が大きく、すべての漢字にルビが振ってありました。

小学生くらいの子どもでも読めるように配慮されています。

 

大人向けパートは、おもに保護者を想定して書かれています。

子どもがどんな仕事をするのか、どんな進路に進むのかを一緒に考えよう。

そんな意図が感じられました。

 

 

池上彰が考える「働く理由」とは

ジャーナリストである池上氏が、仕事に感じているやりがい。

それはみんなに「へぇー」といってもらうことだそうです。

 

f:id:MORIKO:20200226151323p:plain

みんなが知りたいと思っていることを伝えて、驚かせたり納得してもらったりすること。

ここに仕事のやりがいを感じているといいます。

 

それから、働いて得るお金は「人から喜ばれること」の対価として生まれると考えているそうです。 

お金は喜びや感謝の証というわけですね。

 

時代の変化についていく

f:id:MORIKO:20200226151609p:plain

ただし、「人から喜ばれること」の中身は時代によって大きく変化するとも述べています。

 

この言葉を受けて私が思い浮かべたのはユーチューバー(YouTubeで動画を配信し、広告収入を得る仕事)です。

かつては存在しませんでしたが、いまは子どもたちが憧れる職業上位に入ってます。

 

ユーチューバーは人々を喜ばせることのできる立派な職業です。

その対価としてお金を受け取っています。

時代の変化についていけれないと、「ユーチューバーなんてダメだ」と頭ごなしに子どもの夢を否定することになるわけです。

 

どうしてお金がもらえるのか。

  1. 人を喜ばせたから
  2. 嫌な仕事に8時間耐えたから

保護者であるあなたの認識はどうでしょう? 

仕事の捉え方は、お子さんの職業選択にも影響を及ぼすはずです。

 

まとめ

f:id:MORIKO:20200225142019p:plain

大人はどうして働くのか。

どれだけの大人が「お金」以外の理由を答えられるでしょう。

 

一生遊んで暮らせるだけの資産を持っているビル・ゲイツやジェフ・ベゾスは、どうして働くことをやめないのか。

あなたはなぜ働くのか。

子どもにはどんなふうに働いて欲しいのか。 

 

そんなことを考える機会を、本書は与えてくれます。

親子で読んでみませんか?

 

大人はどうして働くの? (日経Kids+)

大人はどうして働くの? (日経Kids+)

  • 作者:宮本恵理子
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2014/07/03
  • メディア: 単行本
 

以上、宮本恵理子著『大人はどうして働くの?』の要約と感想でした。

 

人を幸せにすることでお金が入ってくる。

これが仕事の本質であるなら、「これからはプログラマーが儲かるらしい」などといった情報に振り回されることはないはずです。

大事なのは「どうすれば人の役に立てるか」を自発的に考えられるアタマなのかもしれません。