新型コロナウイルスの拡大により、一部地域でマスクが品薄状態になっていますね。
転売目的でマスクを買い占める人もいれば、自分の身を守るために大量買いする人もいます。
が、後者は間違った選択かもしれません。
自分だけ助かろうとして、結局誰も助からない。
『蜘蛛の糸』のような結末を迎えるリスクを孕んでいます。
この記事では「マスクの購入は必要な分にとどめるべき」という持論をパタパタと展開します。
マスクの買い占め防止に役立てると幸いです。
新型コロナ対策の「マスク買い占め」は得か?損か?
マスクの買い占めは自分にとって損です。
なぜなら、自分が買い占めたせいでマスクを手に入れられない人が出るから。
マスク30枚入りの商品を5箱買ったとします。
家に帰って1箱を開封し、残り4箱はストックしておくことに。
他人の手に渡っていれば活用されていたはずのマスクは、棚の中で眠ることになってしまいました。
マスクをせずに咳をする男性
電車に乗って会社へ向かっていると、隣のおじさんがゴホゴホと咳をしはじめました。
おじさんはマスクをつけていません。
ここで「マスクつけろよ。新型コロナに感染してたらどうしてくれる」と思ったなら、それはお門違いです。
というのも、自分がマスクを買い占めていなかったら、咳き込むおじさんの手にマスクが渡っていたかもしれないからです。
自分がマスクを買い占め、使わず自宅に並べているせいで、必要な人の手に渡っていない。
そのおじさんが新型コロナウイルスに感染しているとしたら、飛沫を食らい、結局は自分も感染する可能性があります。
マスクがウイルスを完全に防いでくれるわけではありません。
マスクと顔に隙間ができていたり、マスクの表面を触った手で口元に触れたりすれば、ウイルスに感染することがあります。
マスクは防衛というよりも思いやり
マスクで新型コロナウイルスを防ぐなら、感染していない人が予防としてつけるより、すでに感染している人物が拡散防止のためにつけるべきです。
つまりマスクは「自分だけは助かりたい」というエゴで装着するものではなく、むしろ「他人に迷惑をかけたくない」という思いやりの心でつけるもの。
マスクを大量に買い占める人は、それで予防できると思っているのかもしれません。
が、マスクが本領を発揮するのは「飛散防止」においてです。
マスクを買い占める人は愛と思いやりに溢れている?
自分が買い占めたせいで、新型コロナに感染している人がマスクを入手できず、潜伏期間中にあちこちへウイルスをばら撒く。
ウイルスが拡散し、蔓延し、やがて自分自身も感染する。
これでは本末転倒です。
他人を犠牲にしてでも自分だけは助かろうとして、誰も助からない。みんな新型コロナウイルスに感染してしまう。
『蜘蛛の糸』の忠告を、私たちは思い出すべきです。エゴが身を滅ぼします。
まとめ
新型コロナウイルスとマスクの買い占め問題について書いてきました。
一言でいえば「マスクの買い占めは損」だということです。
理想は全国民にマスクが行き渡っている状態ですよね。
みんながマスクをつけていれば、
- 拡大防止
- 感染予防
いずれの効果も得られます。
部屋に大量のマスクを積み重ねても、結界やお守りにはなりません。
買い占めたマスクはみんなに配ってあげてください。職場で、マスクを入手できていない人に譲ってあげましょう。
それは善意のように見えて、実のところ、自分の身を守ることになるからです。
自分が大事なら、みんなにマスクを。
どうか合理的な判断を。
以上、新型コロナ対策の「マスク買い占め」は得なのか損なのか、でした。
感染予防には手洗い、うがいが効果的だといいます。
マスク一辺倒のマスク信者にならないようご注意ください。
感染予防のために不必要な外出は控えましょう。
ネットカフェは自宅に再現できます。
こちらを参考にどうぞ。