知っていましたか?
フィンランド人は、幸福なのだそうです。
この記事では、スサンナ・ペッテルソン、追村裕子著『ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?』の要約と感想
まずは本書の要約から。
オールカラーの写真付きで、フィンランド人の生活について紹介している。
サウナが好き。美術館や博物館も好き。
自慢をしない、など。
彼/彼女らの価値観から、幸せに生きるヒントを探る。
以上がおもな内容です。
フィンランドのガイドブックみたいな本だと感じました。
「なぜ幸福なのか」だけにフォーカスしているわけではなく、フィンランドという国や国民性について、幅広く知ることができます。
幸福論に期待して読むと、物足りないかもしれません。
フィンランド人はどうして幸せ?
タイトルの疑問にたいして、本書では明確な答えを出していません。
したがって、フィンランド人がどうして幸せなのかは、わからず仕舞い。
肩透かしを食わされた気分です。
ただし、
- 芸術に触れる習慣がある
- 心がざわざわすると森へ行く
- サウナでの会話を大切にしている
といったフィンランド人の特徴から、朧げながらも、彼/彼女らが幸福である理由がわかるような気はしました。
日本人もフィンランド人をみならって、
- 自然
- 芸術
- 人との関わり
にも目を向ければ、心が満たされるのかもしれません。
極端にお金ばかりを大事にするのではなく。
つまるところ本書は、読者一人ひとりがフィンランド人と自分をくらべ、幸福について考えてね、というスタンスなのだと思います。
いわばセルフサービスですね。
最高の贅沢は「無人島で暮らすこと」
フィンランド人にとって最高の贅沢とは、無人島で暮らすことだといいます。
実際に無人島のような島で生活する人もたくさんいるのだとか。
日本人にはない感覚ですよね。
私たちにとって最高の贅沢とはなんでしょう?
- 外車を乗り回す
- 休日を寝て過ごす
- 昼間からビールを飲む
- 高級リゾートでくつろぐ
- 豪邸に高級家具をそろえる
- 寿司とステーキばかり食べる
などが思い浮かびます。
「無人島で暮らすこと」という発想は、日本人にはないでしょうね。
こう答える人がいたとしても少数です。
島に移り住み、天候に左右されながら、慎ましい生活を送ること。
これがフィンランド人にとっての贅沢だといいますから、なんというか、驚きです。
まとめ
フィンランドにある島の数は日本の25倍。
フィンランドには高い山が存在しない。
フィンランドは国土の3分の2が森。
本書で見つけたキーワードは「自然」です。
フィンランド人の身近にはたくさんの自然があって、メンタルが疲れたらそばの森に入って、森林浴で癒されて。
究極は無人島でサバイバル。
各家庭にはかならずサウナがある。
なんか、良いですね。
フィンランド人、そりゃ、幸せですよね。
幸せを感じそうなこと尽くめですもんね。
と、このように本書を読むことで異国の価値観に触れ、「幸せってなんだろうな」という哲学ができちゃいます。
いま幸せを感じられていない方は、目指す方向を間違えているのかもしれません。
今後は無人島も視野に入れていきましょう。
以上、スサンナ・ペッテルソン、追村裕子著『ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?』の要約と感想でした。
ドイツ人は少ない収入で豊かな暮らしをしているといいます。
欧州人、やりますね。
ブータン人の幸福論はこちらです。