最後に泣いたのはいつですか?
この記事では、安原宏美著『週末号泣のススメ 涙でストレス解消!脳をリセット!』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『週末号泣のススメ 涙でストレス解消!脳をリセット!』の要約と感想
まずは本書の要約から。
泣くことを勧める本。
なぜなら、涙は心と身体に良いから。
つねに緊張状態にある現代人は、泣いてストレスを解消し、心身をリラックスさせるべき。
映画で泣くためのコツや、泣ける映画、マンガ、小説などを紹介している。
以上がおもな内容です。
泣くとスッキリする
泣いた後はスッキリした気分になりませんか?
あれは、実際に苦痛が和らいでスッキリしているのだそうです。
涙には苦痛を和らげるエンドルフィンという物質が含まれているとか。
泣くことで自分を解放でき、緊張状態から解き放たれますよね。
したがって、ストレス解消やリラックスに効果があるといいます。
泣けば気分がスッキリする。
メンタルのバランスが取れる。
こういうことです。理屈はわかります。
問題なのは、「どうやって泣くか」ですよね。
私たちは女優ではありません。
好きなときにサッと涙を流す能力は持ち合わせていません。
では、どうすればいいのでしょう?
おすすめは映画
著者は週末号泣をおすすめしています。
泣くために利用するのは、映画です。
体温やホルモンのリズム的に、夕方から鑑賞しはじめると泣きやすくなるなど、泣くためのコツも紹介されていました。
たしかに、日曜日の朝7時から号泣できる気はしません。
日中よりも夕暮れ時のほうが、泣きやすそうなイメージはあります。
ただし、部屋を真っ暗にして鑑賞すると目を痛めるのでご注意ください。
室内は薄暗いくらいがベストです。
どの作品を観れば泣けるか
本書には、一般アンケートで集めた「泣ける映画」が紹介されていました。
たとえば『レオン』。
殺し屋と少女の純愛を描いた作品です。
私は本作を観てもグッときただけで、泣けはしませんでした(映画としては最高です)。
たとえば『ショーシャンクの空に』 。
冤罪で捕まり、刑務所に入れられてしまった銀行員の物語です。
厳しい環境下でも希望を捨てずに生きる姿が、人々に勇気と感動を与えます(私は泣けませんでしたが)。
本書には、たくさんの「泣ける映画」が紹介されています。
参考になるのではないでしょうか?
「泣ける作品」では泣けないと思うワケ
「泣ける作品では泣けない」というのが、私の個人的な考えです。
というのも、「泣ける」という前評判のせいでハードルが上がってしまうから。
- いつ泣けるんだろう?
- そろそろ感動的なシーンかな?
など、冷めた目で客観的に見てしまいませんか?
映画を観て号泣するのは、泣くと思っていなかった作品が意外にも感動的だった場合です。
- 『予告犯』
- 『運び屋』
- 『さよならくちびる』
などは泣きました。
まさか泣くとは思っていなかったため、不意打ちを食らった格好です。
「これからめっちゃ面白い話するね」
といわれたら、どんな話も面白さが半減しませんか?
映画もおなじです。
つまりいいたいのは、「泣ける作品は自分で見つけるもの」だということ。
他人に教えてもらうようなものではないと思うのです。
まとめ
著者の安原氏はフリーライターだそうです。
読みやすい文章で書かれていました。
内容はエッセイに近いといえます。
著者自身に関するエピソードが多く、興味がない人にとっては興味がありません。
「泣くといいよ」だけが重要なメッセージで、そこへあれこれ肉付けして、太らせて、ブヨブヨにしてできたのが本書。
そんなイメージです。
こんな冷たい感想を見たら、著者は泣いてしまうかもしれませんが。
以上、安原宏美著『週末号泣のススメ 涙でストレス解消!脳をリセット!』の要約と感想でした。
「泣く」をストレス解消の手段に加えておくと良いかもしれません。
キーボードをばちばち叩くのがストレス解消になる。
誰にも共感してもらえないのですが、あなたならわかってくれますよね?