思考や行動がマイペースな人には、向いていない仕事がいくつかあります。
たとえば厨房での調理。
キッチンは提供までの1分1秒を争う場です。
マイペースな人間は周囲の足を引っ張ってしまうだけで、適性があるとはいえません。
そこでこの記事では、
- マイペースでもできる仕事とは
- マイペースさを活かすことは可能か
など、「マイペースな性格でもできる職業」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
マイペースな性格でもこなせる仕事3選
マイペースをプラスに言い換えれば「丁寧」です。
したがって丁寧さが発揮できる職業や、スピードが求められない職業を以下に挙げていきます。
1. 塾講師
塾講師はマイペースな人間に適した職業です。
カメのようにノロい私でも、問題なく勤められました。
なぜなら、塾講師にスピードは必要ないから。
塾講師に求められるのは速さではなく、
- わかりやすい説明力
- 生徒に好かれる人間力
- コミュニケーション能力
といったスキルなんですね。
90分の授業をパパッと50分で終わらせてしまったら、生徒の保護者からクレームがきます。
素早く終わらせる必要はありませんし、終わらせてもいけません。
それに、早口では生徒が聞き取れませんし。
事務作業は抜きにして、塾講師のメイン業務である「授業」に関していえば、マイペースでも大丈夫です。
塾講師はアルバイトでも行えます。
2. プロブロガー
ブログで生計を立てるプロブロガーはどうでしょう。
誰とも会うことなく、ひとり黙々とキーボードを叩いて文章を書くだけ。
誰かのペースに合わせることもなければ、締め切りもありません。
つまり、プロブロガーは自由です。
ブロガーの収入源となるのは、
- アドセンス
- アフィリエイト
などの広告によってもたらされる利益です。
ブログ収入だけで生活するのは難易度が高いものの、実現すれば、マイペースな人間にとってこれほどハッピーな環境はありません。
トイレに10分間こもっていても、コーヒー片手に空を眺めていても、誰の気分も害しません。
プロブロガーに求められるのは、
- 根性
- 文章力
- 人間性
- 構成力
- 論理性
- 自制心
- 学習意欲
- 情報収集力
- クリエイティビティ
- 孤独に負けないメンタル
などのスキルや特徴です。
すべて兼ね備えている必要はありませんが、該当する要素は1つでも多いほうがいいでしょう。
こちらの本を読めば、プロブロガーの生活や収入がわかります。
「自分は文章を書くのが得意じゃない」と思う方も、一度読んでみてください。
こちらはブログを書くにあたってのコツが詰まった良書です。
文章テクニックやノウハウについて書かれているので、ブログを始めてから読むのが良いかと思います。
記事のアイディアを考えて、ニーズや競合をチェックし、構成を練り上げて執筆する。
プロブロガーにとっては成果物がすべてです。
スピードは欠かせますが、創造性は欠かせません。
3. 芸術家
プロブロガーに求められる創造性。
この創造性を高めていった頂点には、芸術家がいます。
自分の感性を作品にぶちまけて、アートへと昇華させるわけです。
- 画家
- 詩人
- 小説家
- 作曲家
- 作詞家
などが挙げられます。
どれもせっかちなイメージはありませんよね。
おとなしく、静的な印象かと思います。
あるいは、お笑い芸人も良いでしょう。
「面白さ」がすべてのお笑い芸人に、スピーディな動きは不要です。
(お笑い芸人を目指すには専門の養成所に入るのが一般的)
こうしたセンスの世界に身を置けば、マイペースさは短所になりません。
なぜなら、スピードを求められていないからです。
一流の料理人を目指すよりは合理的な判断だといえます。
ただしマイペースな性格だと、バンクシーのような芸術家にはなれないでしょうね。
のんびり描いていたら市民に見つかってしまうので。
まとめ
マイペースな性格でもイケる職業をご紹介してきました。
- 塾講師
- プロブロガー
- 芸術家
以上の3つです。下へ行くほど難易度が上がっていきます。
確実なのは塾講師ですね。
塾講師として働きつつ、ブログを書いて収入を得る。
ブログが軌道に乗ってきたら、塾講師を辞めてプロブロガーへ転向。
安定した広告収入により、時間に余裕ができる。
あり余る時間を使って芸術活動に没頭する。
芸術家へ転身。
こんなキャリアはいかがでしょう?
以上、マイペースな性格でもできる職業でした。
就職や転職の参考にしてみてください。