世の中には、「目立つこと」をクルマ選びの信条にしている人がいます。
彼/彼女らはなぜ注目されることを望むのでしょう?
この記事では、
- 目立つメリットとは何か?
- どんな欲求が満たされるのか?
など、「目立つ車に乗って注目されたい人の心理」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目立つ車に乗って注目されたい人の心理
目立つ車とは、以下のようなものを指します
- ウイング装着
- ステッカーだらけ
- マフラー音が騒々しい
- 車体がアメリカンサイズ
- タイヤをハの字にしている
- ヘッドライトをチカチカさせている
これらの改造や特徴は、目立ちたい(個性的でありたい)願望の現れだといえます。
ステッカーを貼れば快適性が上がるわけではありません。
タイヤをハの字にすれば燃費が向上するわけでもありません。
他者との違いを演出するため。
すべては注目されるためです。
注目されるのは気持ちが良い
人間は無視されることを恐れます。
なぜなら、人間は社会的動物であり、社会から放り出されると生きていけれないから。
無視の対極にあるのが注目です。
だから人は誰かに注目されると嬉しいんですね。
とはいえ、人々の注目を集めるのは容易ではありません。
- 100mを9秒代で走る
- ノーベル賞を受賞する
- フォーブズ長者番付に載る
- アイドルデビューを果たす
といった正攻法で注目を浴びるには、努力や才能が求められます。
高いハードルを乗り越えるのは面倒。
でも目立ちたい。
そんな人たちが手を出すものの1つに、風変わりな車があるといえます。
「見られること」と「認められること」
風変わりな車を運転していて得られる視線は、ジャンクな視線です。
健全なものではありません。
- 悪趣味だな
- 幼稚なヤツだ
- バカじゃないの
- 車高が精神年齢を表している
など。
芳しい評価とは程遠い内容です。
見られることで自己承認欲求を満たしているとしたら、それは幸せな勘違いでしょう。
なぜなら、見られているのは事実でも、承認されているのは事実ではないから。
むしろ害悪と見なされ、社会的には否認されています。
自己顕示欲は満たせるか?
他者に見られることで「自己顕示欲」は満たせるのでしょうか。
これも答えはノーです。
なぜなら、改造した車、ファンキーなスポーツカーにステータス性がないから。
高級車ならともかく、ぶっ飛んだ改造車に乗っていても、他者に優越できません。
強いていえば「勇気」だけは称賛に値します。
奇怪なクルマで堂々とドライブできる勇気です。
自己顕示欲は、自分の優れた点を他者に見せつけたい欲求ですよね。
改造車やデカいだけのクルマで注目されるのと、豪華絢爛なベントレーで注目されるのは別物です。
後者は経済力とセンス。前者は勇気。
改造車に乗っている人たちは、自分の勇気を見せつけたいのでしょうか。
これはイエスでしょうね。
猛スピードでカーブを曲がっていくのが、その証拠です。
まとめ
目立つ車に乗る人の心理について書いてきました。
- 注目されたい
- 才能や実績では難しい
- 高級車を買う余裕もない
- 派手な車を派手に乗り回す
- 承認欲求や顕示欲が満たされる
こんな心理構造です。
イチバンの問題は、承認されているわけでもなければ、なにかを誇示できているわけでもないということ。
「頭のおかしいヤツ」という意味を込めて送られている視線を、都合よく解釈しているに過ぎません。
つまり「幸せな勘違い」です。
20代ならともかく、30代になっても、40代になっても「幸せな勘違い」をしたままの人物を見かけることがあります。
ハッピーなことです。
これからもハッピーに生きてください。
以上、目立つ車に乗って注目されたい人の心理でした。
高級車は高級車で、優越感に浸れる場面が限られています。
賢い買い物だとは思えません。
レストランで豪快におならを放った人がいたら、見てしまいますよね。
マフラー改造による注目は、ソレとおなじ原理原則です。やめておくのが正解です。