お金だけでなく、時間も大切にしていますか?
この記事では、堀江貴文著『時間革命 1秒もムダに生きるな』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『時間革命 1秒もムダに生きるな』の要約と感想
まずは本書の要約から。
人間にとって何よりも尊いのは時間である。お金など比べ物にならない。
なぜなら、人生とは時間そのものだから。
他人のための時間を減らし、自分のための時間を増やす考え方を解説する。
以上がおもな内容です。
著者の本を複数読んだことのある方にとって、 本書に目新しい情報は載っていないといえます。
ホリエモンが再三にわたり主張している内容をまとめただけ、という印象でした。
他人のための時間を減らし、自分のための時間を増やす
本書のタイトルには「1秒もムダに生きるな」とあります。
そもそも、ムダに過ごす時間とは、どんな時間を指すのでしょう。
堀江氏が考えるムダな時間とは、「他人のための時間」だそうです。
- 世間を意識して悩む
- 誰かのやりたいことに付き合う
- 他人の期待を満たすために行動する
これらすべてが時間のムダ、というわけですね。
そうではなく、自分がやりたいことのために時間を使う。
ワクワクすることに時間を割くべし、と。
著者のアドバイスどおり時間を1秒もムダにしないためには、ワガママで自己中心的な人間になる覚悟、すなわち嫌われる勇気が必要なのかもしれません。
労働は時間をお金に変える行為?
ムダな時間の代表格といえば、労働時間ではないでしょうか。
「生活のため」と自分にいい聞かせ、やりたくもない退屈な仕事をこなす。
仕事がイヤで仕方ないとしたら、1秒どころか、毎日8時間以上をムダにしていることになります。
著者にしてみれば卒倒レベルの浪費ですね。
多くのビジネスパーソンにとって労働とは、時間をお金に変える行為。
しかしながら、「なにかをじっと我慢すること」と働くことは違う、と著者はいいます。
本書では触れていませんでしたが、雇われていないで起業すべしってことですね。
著者は起業を推奨しており、会社員として時間を切り売りするような働き方には否定的です。
(起業に関しては上の本で詳しく述べています)
時間を売った対価ではなく、価値創造の対価として報酬を受け取るのがあるべき仕事のカタチ。
人生の時間を1秒もムダにしたくないのなら、毎日8時間をドブに捨てている「仕事」から改革していく必要がありそうです。
たとえば、フリーランスとして独立するとか。
それこそ、起業するとか。
でも、睡眠時間は削らない
時間を増やすべく、ショートスリーパーになろうと努力する人がいます。
が、著者は睡眠時間を削ってまで時間を増やすことを良しとしません。
というのも、「睡眠時間を削るのは命の前借り」だと考えているから。
睡眠を疎かにすると健康を損なってしまうため長生きできない、というわけですね。
したがって著者は、毎日7〜8時間ほど眠っているといいます。
「時間を増やすという点では、そもそも病気にかからないことが一番」だとも述べています。
寿命を縮めてしまっては本末転倒なので、著者の考えには賛成です。
村上春樹が書いた短編小説のなかに、不眠症になった女性の物語があります。
眠れない代わりに1日の活動時間が伸びた彼女に憧れるのは、やめておいたほうが良いのかもしれません。
まとめ
一言でいえば「いつものホリエモン」です。
彼の著書を何冊も読んでいる読者にとっては、「酔っぱらった部長がまた同じ話をしている」ような感覚になるでしょう。
再放送というか、復習というか、おさらいというか。
時間の大切さを何度も確認して、時間を使うっていう。
本末転倒な感すらあります。
時間を大事にするために最優先すべきは「嫌な仕事をしないこと」です。
なぜなら私たちは、人生の大半を仕事に費やしているからです。
退職して転職しちゃいますか?
もしくは独立しちゃいますか?
以上、堀江貴文著『時間革命 1秒もムダに生きるな』の要約と感想でした。
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