不慣れなせいで、車の運転に恐怖心を抱いていませんか?
この記事では、『運転怖い解決ブック』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『運転怖い解決ブック』の要約と感想
まずは本書の要約から。
オールカラーの写真つきで、初心者むけにクルマや運転に関する知識を解説。
Aピラーなどといったパーツの名称から駐車のコツまで、ドライビングに関して幅広く学べる。
以上がおもな内容です。
本書を読めば、教習所で教えてくれる基礎を一から学び直すことができます。
- スイッチやレバーの操作方法
- 高速道路を走る際の注意事項
など、運転について改めて知りたいと考えていますか?
99%のドライバーには不要
教習所で教わるレベルの初歩的な内容です。
ゆえに教習所で学んだ知識が頭に残っていれば(もしくは手元にテキストがあれば)、本書を読む必要はないでしょう。
たとえるなら、水泳経験者に「ゴーグルの着け方」から指導してるようなもの。
運転免許を持っているということは、技能試験や学科試験を突破しているはずです。
最低限の知識と経験があるなら、本書を読むのではなく、実際にステアリングを握って公道を走ったほうが早いのは間違いありません。
「習うより慣れろ」というやつですね。
車両が「フォルクスワーゲンポロ」という謎
本書には不可解な点がありました。
書籍内で使われている車両がフォルクスワーゲンのポロであることです。
ワーゲンはドイツの自動車メーカー。
つまり、ポロは外車です。
外車と国産車には、
- ライトスイッチがダイヤル式
- ウインカーとワイパーのレバー位置が逆
といった相違点があります。
それぞれ使い勝手がちがうんですね。
本書は国産車について解説せず、ドイツ車であるポロを使ってウインカーやライト操作の方法を説明していました。
超初心者には外車より国産車の知識のほうが必要なのでは。
意図が不明です。
スキー初心者にスノーボードのコツを教えているようなもので、ナンセンスだと感じます。
本書を読むべき人
本書を読むべきなのは、超がつくほどの素人と、ペーパードライバーです。
- 機器の操作方法がわからない
- 一般道での注意事項がわからない
- セルフスタンドでの給油方法がわからない
など、なにもわからなければ、本書を読んだほうが良いでしょう。
いえ、免許を持っているにもかかわらずこれほど「知識が欠けている」としたら、運転をしないほうが良いのかもしれません。
「田舎に転勤になって運転が必須」といった避けられないケースを除いて、本書を必要とするレベルであれば、公道に出ないほうが良いかと思います。
(本人にとっても他のドライバーにとっても)
交通事故を起こしてしまったら大変です。
まとめ
教習所を卒業して免許をとったばかりの初心者ドライバーを1とします。
本書が対象読者としているのは「0かそれ以下」の人です。
あなたが初心者で「運転が怖い」と感じているなら、その恐怖は経験不足が原因です。
知識不足ではありません。
したがって本書を読んでも解決しない。
経験不足によって恐怖が生まれているなら、一にも二にも運転に慣れるしかないですよね。
いっぽうで運転していない期間が長くてペーパードライバーになってしまった場合。
こちらは、運転から逃れられないかいまいちど検討してみてはいかがでしょう。
結論。本書を読むべき人など存在しない。
以上、『運転怖い解決ブック』の要約と感想でした。
「運転が怖い」と感じるのはふつうのことです。
ホラー映画が怖いのとおなじように、運転は本来怖いもの。
運転への恐怖心を失い、スピード違反や煽り運転をするドライバーこそ怖いと思いませんか?