いま乗っている車を気に入っていますか?
正しいメンテナンスを行えば、故障やトラブルを避けて長く愛車に乗ることができます。
この記事では、松本英雄著『クルマが長持ちする7つの習慣』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『クルマが長持ちする7つの習慣』の要約と感想
まずは本書の要約から。
正しい運転やメンテナンスを行えば、愛車の寿命を伸ばすことができる。
クルマにかかる負担を減らし、長く乗るコツを伝授する。
あわせて、中古車を買う際に外せないチェックポイントも解説。
状態の良い一台を選べなければ、故障を避け、長持ちさせることはできない。
以上がおもな内容です。
すでに車を持っている方はもちろん、中古車の購入を考えている方にとっても本書は参考になります。
異常に気づいたら早めに点検
車を長持ちさせるコツは、異常に気づいたら早く点検してもらうこと。
これがもっとも重要だといいます。
たとえば、
- タイヤから異音がする
- エンジンの振動が大きくなった
- ブレーキを踏むとステアリングが震える
など、これまでにない現象が起こっていることに気づいたら。
放置せず、ディーラー等で点検や修理をしてもらうのが、愛車に長く乗るうえでは大切なのだそう。
なぜなら、不具合を放っておくと広範囲に広がったり、深刻化してしまう恐れがあるからです。
これは私たちの健康管理とおなじです。
体に現れた異変は、がんや心疾患の初期症状かもしれません。
早めに手を打てば最小限の時間とお金で治せますが、受診を後回しにすることで、手に負えなくなる危険性が生じます。
がんなら他の臓器への転移するなど。
だからこそ症状が小さいうちに対処しておくのが大事。
これはクルマにも、私たちの健康にも共通していえることです。
消耗品はケチらない
著者は「消耗品をケチるべきではない」と主張しています。
消耗品の代表的なものとして挙げられていたのが、タイヤでした。
クルマを長持ちさせるためには、タイヤにお金をかけるべきなのだそう。
なぜならタイヤは、路面からの衝撃を最初に吸収するパーツだから。
タイヤの性能が高ければ、シャシーやボディなど、ほかの部分にかかる負担を軽減できます。
結果として、クルマが長持ちするわけです。
人間でたとえるなら、高品質の靴を履くのに似ています。
高齢者の多くが「靴にはお金をかけたい」と考えているのも、靴が重要だからでしょう。
クッション性が高く、足腰の負担を軽くしてくれる靴は歩きやすいですよね。
低品質な靴を履いていると、膝や腰によけいな負担がかかり、関節を痛めてしまいかねません。
したがって、健康寿命を伸ばすためには良いシューズが欠かせないといいます。
クルマも同様で、長持ちさせるためには、人間の靴にあたる「タイヤ」にお金を惜しまないことが重要だといえます。
- 高品質のタイヤを選ぶ
- 擦り減ったら新品に交換する
などですね。
まとめ
クルマを長持ちさせる秘訣は、異常に気づいたらすぐに点検すること。
故障を予防するためには、消耗品(とりわけタイヤ)をケチらないこと。
強調されていたのはこの2点です。
加えて本書では、
- 暖機運転は必要か
- 車に負担をかけないハンドル操作
- 車に負担をかけないブレーキ操作
- ボディが濡れた際のメンテナンス
など、細かいポイントが多く紹介されています。
大事な愛車に長く乗りたいと考えている方は、こうした知識を持っておいて損はありません。
さらには、中古車選びのコツについても詳しく解説されています。
新車とちがい中古車は玉石混交です。
ハズレを引かないよう、最低限のチェック項目は頭に入れておきたいものですね。
以上、松本英雄著『クルマが長持ちする7つの習慣』の要約と感想でした。
結論。車を大事にしたいなら読んで損はない。
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