YouTuberが公開している動画は、どうしてつまらないのでしょうか?
この記事では、
- 厳しくなった規制が原因か
- 企画をやり尽くした感があるせいか
など、「YouTuberの動画がつまらない理由」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
YouTuberの動画がつまらない理由
YouTuberが作成した動画を見て、つまらないと感じる人がいます。
なぜYouTuberの動画はつまらないのでしょう?
- YouTubeの規制が厳しくなったから
- 企画をやり尽くして新鮮味がないから
ネットではこうした理由が挙げられています。
厳密にいえば、これらは「つまらなくなった」ことにたいする説明。
つまり、昔は面白かったのに、という前提があるわけです。
かつてはやりたい放題で面白かったけど、規制や競争激化によって似たようなYouTuberたちが溢れ、飽和状態になっている、と。
ではほんとうに昔のYouTuberたちは面白かったのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。
彼/彼女らのつまらなさは不変です。
規制が緩かった黎明期の動画を見ても、「面白くない」と感じる人は一定数いるでしょう。
自らの面白さを強調しているから
YouTuberの動画が面白くないのは、自らを「面白いでしょ」と喧伝しているからです。
たとえば、男性YouTuberが全身ローションまみれになる動画があるとします。
彼は浴室でイスに座り、頭からローションをかけます。
立ち上がろうとしたとき、床に垂れたローションで滑って転倒してしまいました。
YouTuberにとって美味しいアクシデントの発生です。
編集した動画では、転んだシーンに派手な効果音がつけられていたり、スローモーションになっていたり、3回くらいリプレイしていたり。
これでもかとアクシデントを強調しています。
「面白いでしょ?ここで笑ってね」と。
自分で自分の面白さを強調するほど寒い行為はありません。
見ているほうがシラけるのは当然です。
壁にぶつかったのは他人か自分か
YouTuberをつまらなくしている「自らの面白さを強調する寒さ」を詳しくご説明します。
よそ見をしながら歩いていて、壁にぶつかった人がいるとします。
あなたはこの人物の話を友人から聞きました。
- 壁にぶつかったのはどこかのおじさん
- 壁にぶつかったのは友人自身
両者で面白さは異なりますよね。
壁にぶつかったオッサンの話なら、笑えます。
が、「壁にぶつかって、マジ痛かった」という本人談は笑えません。
なぜなら、自分自身を面白いヤツだと捉えているから。
「俺/私ってドジで面白いでしょ」と押しつける行為は、寒すぎます。
ほんとうに笑えるのは、
- 他人のエピソード
- 本人が面白さを自覚していない
いずれかです。
後者はたとえば、道で転んだため靴のうえから絆創膏を貼った、とか。
本人がそれをおかしな行為だと思っていないとすれば、面白いですよね。
なんにせよ、自覚している面白さというのは、他人の目に寒く映るということです。
YouTuberによる派手な効果音やテロップは、見ているこっちを恥ずかしくさせます。
解決策:理想はテレビ番組
そうした意味で、YouTubeの動画よりもテレビ番組のほうが面白いといえます。
なぜなら、出演者と編集者がべつだから。
出演者のおかしい点を、客観的にピックアップしているのがテレビ番組です。
番組スタッフが「コイツ面白いでしょ」と感じたポイントを強調しています。
(お笑い芸人のズボンがずり落ちたとか)
ズボンがずり落ちたシーンを本人が編集し、おもしろおかしく強調しているとしたら、寒い。
でも、他者が強調しているなら(本人よりは)面白い。
したがってYouTuberのつまらなさを解消するためには、出演者と撮影・編集担当を分けること。
分業を視聴者に伝えることが肝心だと考えます。
自分で自分の面白さを自覚し、アピールする演出は寒くて、つまらないから。
他者に任せるのが賢明です。
まとめ
YouTuberの投稿する動画がつまらない理由について書いてきました。
YouTuberが自分の面白さを自覚していて、笑うよう強要してくること。
これがつまらない原因です。
小学校低学年の子どもたちがYouTuberによる動画を見て喜べるのは、こうした構造に気づいていないからかもしれません。
つまり、自作自演の寒さをわかっていないんですね。
(誰が編集し、誰がテロップや効果音をつけ、誰がおなじ転倒シーンを3回繰り返しているかについて子どもは考えていない)
したがってYouTuberの動画を楽しめるのは、小学校低学年(同等の精神年齢を持つ大人含む)だけです。
フレームもコンテンツもつまらない
フレームのつまらなさに輪をかけるようにして、動画内容規制の強化、競争激化による飽和状態などといった「コンテンツのつまらなさ」も生じています。
これではもう、YouTuberの動画がつまらないのは当然です。
本記事では「面白い」を「笑える」という意味で用いてきました。
この方向が難しいとするなら、YouTuberは今後「興味深い」方面の面白さを目指すしかなさそうです。
以上、YouTuberの動画がつまらない理由についてでした。
つまらない動画を量産するYouTuberの過労が問題になっているようです。
投稿者はさておき、視聴者の過労が心配です。
ゴキブリがなぜ気持ち悪いのかを考えてみたことがありますか?
では、カップルYouTuberについてはどうでしょう。