車の運転に自信がない。
そんな方に本書はおすすめです。
この記事では、菰田潔著『あなたの"不安"をスッキリ解消!クルマの運転術』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『あなたの"不安"をスッキリ解消!クルマの運転術』の要約と感想
まずは本書の要約から。
カラーの図解やイラスト、写真を用いて、運転のあらゆる悩みを解決する。
ステアリング操作のコツ。オイル交換の目安。
雨の日にガラスの曇りをとる方法。
広大な駐車場でどこに車を止めたか忘れないための対策など。
エコロジー、エコノミー、セーフティ3つの観点から車について解説。
以上がおもな内容です。
初心者の方、運転が不安な方におすすめしたい一冊です。
運転術だけでなく、メンテナンスや暖機運転の必要性などについて幅広く学べます。
写真やイラストが豊富なので、読書が苦手な方でも心配いりません。
本書の特徴は「網羅性の高さ」
運転術に関して書かれた本は数多あります。
それらの本に本書が勝っているのは、網羅性の高さです。
他の解説書では扱っていないようなケースまで、本書は取り上げています。
たとえば、「コインパーキングのロック板をスムーズに乗り越えられない」という悩み。
この悩みについて扱っている本を他に見たことがありません。
でも、初心者は直面しがちな問題。アクセルコントロールが難しい。
あるいは、「広大な駐車場でどこに車を止めたか忘れてしまう」といった問題。
これはテーマパークやアウトレットなど、大きな施設を利用した際のあるあるです。
本書ではその解決法として、「周囲の様子といっしょに写真を撮っておくこと」が推奨されていました。
なるほど、その手があったか。
ほかには、雨の日に窓ガラスが曇ってきたらどうすれば良いかなど。
痒いところに手が届くとはこのことです。
オイル交換は1万5千キロごと
オイル交換のタイミングについて、世の中にはさまざまな意見があります。
- 5000kmごとに交換すべし
- 7500kmごとに交換すべし
- 10000kmごとの交換で構わない
など。
主張が異なっていて、どれが正しいんだかわかりません。
そこへ本書は「1万5千キロごとでOK」という新提案をしていました。
エンジンオイルは進化しているから、かつてのように5000kmそこそこで交換する必要はない。
1万5千キロ走ったら交換すればいいんだ、という主張です。
ユーザーとしては、 5000kmごとにオイル交換をするよりも、1万5千キロごとにオイル交換をしたいところ。
交換頻度を落とせば、お金と時間それから手間をセーブできます。
ぜひ本書にある「オイル交換は1万5千キロごと(もしくは1年ごと)」を採用しましょう。
※オイル交換の頻度が増えるほどメーカーや作業員はカネ儲けできる。ゆえに、そうした関係者が運営するサイトに書かれている情報を鵜呑みにすべきではない。自動車評論家の意見も、関係者への忖度が含まれている可能性アリ。
オイルの状態は「触って確かめる」がベスト
エンジンオイルの状態は、目で見て確かめるのではなく、触って確認するのが良いといいます。
オイルが汚れるのは、それだけエンジンの汚れを取った証拠。
したがって、良いオイルほど交換すると早々に黒くなってしまうのだとか。
だから色の変化を見ても意味がない。
オイルを指で触ってみて、粘りがなかったらオイルが劣化している証だといいます。
親指と人差し指で強くこすって、ヌルッとしていたら、そのオイルはまだ使えるのだそう。
手が汚れるから嫌だけど、他に方法はないみたい。実際に試してみる場合は、指がベタベタになるのでご注意を。
まとめ
網羅性が高く(アウトバーン走行のコツまで説明してある)、読みやすい本でした。
初心者向けに運転ノウハウを説いた本のなかで、役立ち度はトップクラスです。
車の運転に自信がない方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
以上、菰田潔著『あなたの"不安"をスッキリ解消!クルマの運転術』の要約と感想でした。
結論。クルマの運転が不安な人におすすめ。