お菓子をやめたい。でもやめられない。
そう悩んでいませんか?
誘惑に負けて毎日お菓子を食べてしまうのは、お菓子中毒だからかもしれません。
この記事では、白澤卓二著『あの超加工品があなたを蝕む「お菓子中毒」を抜け出す方法』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『あの超加工品があなたを蝕む「お菓子中毒」を抜け出す方法』の要約と感想
まずは本書の要約から。
超加工品とは、常温で長期間保存できるように加工した食品のこと。
たとえばケーキ、クッキー、菓子パン、ドーナツ、甘い炭酸飲料など。
こうした超加工品には中毒性がある。
どうじに、食べ続けることで肥満や生活習慣病などのリスクが上昇するため、摂取は控えるべき。
どうすればお菓子中毒を抜け出せるのか。その脱却法を解説する。
以上がおもな内容です。
依存性のある食品について、危険性と脱却法がわけて紹介されています。
読みやすい、わかりやすい構成です。
お菓子中毒でなにが悪い?
お菓子が好きで、お菓子を毎日食べている。
お菓子を食べないとイライラする。
こんな状況を著者は「お菓子中毒」と呼びます。
お菓子を食べていると気分はハッピーかもしれませんが、カラダは悲鳴を上げています。
なぜなら、
- 油
- 小麦
- 白砂糖
- 人工甘味料
といった健康に良くない食材が、消費者の体を蝕んでいるから。
これらを摂取しつづけることで、
- 老化
- 肥満
- 生活習慣病
などのリスクが高まってしまうといいます。
お菓子を食べない人にくらべてシワやシミができやすく、太りやすく、血圧や血糖値に異常が出やすくなるということ。
健康に長生きすることを目指すなら、クッキーやドーナツは絶ったほうが良いのかもしれません。
なぜお菓子中毒になる?
意思の力が弱いからお菓子中毒になって、お菓子をやめられなくなってしまう。
話はそう単純ではないといいます。
お菓子に多く含まれている、
- 白砂糖
- 果糖
- 人工甘味料
- 小麦
- 食塩
- 油
くわえて私たちが日常で感じているストレスが、我々をお菓子に向かわせているのだそう。
というのも、お菓子はもっとも手っ取り早く快楽を得られる手段だから。
すなわち、手軽なストレス解消法だから。
会社や学校、あるいは家庭で溜めこんだストレスを、お菓子をムシャムシャ食べることで解消しているわけです。
白砂糖を摂取すると、βエンドルフィンやドーパミンといった快楽ホルモンが分泌されます。
これが、お菓子を食べてハッピーな気分になれるメカニズムなのだとか。
どうすればお菓子中毒を脱却できる?
お菓子中毒を抜け出すための第一歩は、自分がお菓子中毒に陥っていると自覚することだといいます。
本人も周囲も中毒に気づいていないケースが多いらしい。
自覚したら、次はお菓子をやめます。
1週間、1度も口にせず生活するのが目標です。
どうじに、お菓子以外のストレス解消法を見つけること。
著者は運動をおすすめしていました。
なぜなら運動には、食欲を増すコルチゾールやインスリンの分泌を抑える効果があるから。
つまり食欲を抑えられる。直感的には「運動したらお腹が空いてたくさん食べたくなりそう」だが。
運動していますか?
この機会にジョギングや筋トレを始めてみるのも良いかもしれません。
運動せずお菓子を食べていた自分から、お菓子をやめて運動を始めた自分へ。
本書との出会いは、現状を脱し、飛躍するチャンスです。
まとめ
お菓子の危険性と脱却法がわかりやすく紹介されていました。
著者は一貫して「高度に精製されたものは不自然で危険」だと主張しています。
そしてこの「高度に清正されたもの(白砂糖など)」が多く使われているのがお菓子である、と。
したがって、すべてのお菓子がダメなわけではありません。
著者は高カカオチョコレートの健康効果を認め、推奨しています。
カカオ濃度が70%以上であれば、小腹が減ったときなどに食べても良いといいます。
お菓子を食べる生活から抜け出したい方は、ぜひ読んでみてください。
健康面でのメリットはもちろん、お菓子代節約という経済面でのメリットも享受できます。
本の代金はすぐに回収できます。ケチらず賢明なご判断を。
以上、白澤卓二著『あの超加工品があなたを蝕む「お菓子中毒」を抜け出す方法』の要約と感想でした。
結論。中毒性の高いお菓子はメーカーの罠。消費者が商品を買いまくってくれれば、売り上げアップでウハウハ。ウェルカム中毒、依存症。
お菓子メーカーにとって大事なのは、あなたの健康より、自社の売上。コストをかけて健康に良い油や砂糖を使う理由など皆無であることを、忘れてはならない。